すべては君の「知りたい」からはじまる
普通科・探究学科群(人間探究科・自然探究科)
〒604-8254 京都市中京区東堀川通錦小路上ル四坊堀川町622-2[MAPを見る]
TEL. 075-211-5351 FAX. 075-211-8975
12月16日(土),堀川高校本能館にて,第三回探究道場を行いました。今回は「落体のヒミツ」というテーマのもと,中学生の皆さんに探究を体験してもらいました。
まず初めに,物体がゆっくり落下するためには何が影響しているのか,その要素に注目して「仮説」を立てました。何となくの感覚で立てた仮説ではなく,根拠のある仮説になるよう,ゆっくり落下する物体の例を挙げ,それらに共通する要素は何か考えることから始めました。
次に,その仮説を検証するための「実験」をしました。実験は限られた時間でしたが,仮説を立てたことで実験の見通しを持つことができ,計画的・効率的に実験を進めることができました。
そして,実験で得られた結果を「考察」し,新たな課題を発見しました。結果を考察することで,考えを深めることができるということを実感してもらえたと思います。
発見した新たな課題を次の仮説にして……という「仮説→実験→考察」を繰り返す探究のサイクルを通して,ゆっくり落下する物体の本質に近づきました。 (探究道場スタッフ 広報部長 1年 寺田福代)
今回の探究道場では「落体のヒミツ」を探るべく,様々な物体を落下させることで,物体がゆっくり落ちる要素を探究しました。
今回は紙を使って実験しましたが,実は当初の計画では風船や羽なども使用する予定でした。しかし,風船などを使うと物体がゆっくり落ちる要素を探りにくくなるのではないかという意見があり,今回はなるべくシンプルな材料を使って実験をすることになりました。
本番前のスタッフに「中学生にどんな気持ちで帰ってもらいたいか」と聞いたところ,「自分よりすごい中学生がいることに喜びを感じてほしい」という答えが返ってきました。中学生のみなさん,いかがでしたか。朋と愉しみ,高め合うことができましたか?
実は私たちスタッフも,みなさんが出す意見を聞いてはっと驚かされることが何度もありました。それと同時に,みなさんと考えを深め合えることをとてもうれしく思っていました。
今年度の探究道場はこれで終了となりますが,来年度の探究道場をより質の高いものにできるよう,スタッフたちは考え続けます。来年度のスタッフには,今回参加してくれた中学3年生の姿があるかも?!
次回の探究道場も,ワクワクともやもやの種をたくさんご用意してお待ちしています!! (探究道場スタッフ リーダー 1年 宮島愛)