すべては君の「知りたい」からはじまる
普通科・探究学科群(人間探究科・自然探究科)
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科学の甲子園全国大会もいよいよ2日目! 実技競技が3つあり、全国大会最大の山場です。
実技競技1は「地学ペンタスロン」。固体地球分野、地質分野、気象・海洋、天文分野から5つの課題が出題され、3人で協力して解いていきました。100分で5つの課題ですから、かなり慌ただしいです。生徒たちは課題の難しさを感じながらも、愉しんで課題を解決していました。
実技競技2は「糖を問う」。5種類の糖を実験をして同定するという、化学分野の競技です。これも3人で協力する競技です。100分の制限時間内にやらなければならない実験が3つあったうえに、反応に時間がかかってしまい、時間が足りなさそうでした。それでも、生徒たちは必死で課題を解いていました。
実技競技3は「ツール・ド・さいたま」です。これは1月末に資料と材料が届く事前課題でした。ジャイロ二輪車を製作し、30mを走る時間を競う競技です。
この1ヶ月半、生徒たちはあれこれ試行錯誤をして、ジャイロ二輪車を製作していました。まず、ジャイロ効果とは何か、というところから勉強を始めました。失敗の連続。心が折れそうになることもあったでしょう。それでも、彼らはあきらめませんでした。そして、ついに出発前日にほんの少しですが、ジャイロ二輪車は自立するようになったのです。
本番前日もホテルの一室に集まり、準備しておりました。ある程度手応えも感じていました。しかし、本番の製作時間は1時間。間に合うかどうか、ハラハラドキドキしながら見守っていましたが、あらかじめ準備したとおりには再現できなかったようでした。結果、本番ではジャイロ二輪車は走りませんでした。
彼らは悔しい思いをしたことと思います。結果はうまくいかなかったかもしれないですが、あれこれ試行錯誤した1ヶ月半の経験を今後に活かしてほしいと思います。
競技終了後は、天体観望会があり、参加しました。冬の大三角、冬のダイヤモンドなど、星空を見て、愉しみました。
宿に戻ってからは、反省会。競技に対する反省、これまでの取組に対する反省が様々出ました。「ああすればよかった」「こうすればよかった」などという反省もありましたが、前向きに捉えている様子でした。
全国大会の競技は終了しましたが、まだ3日目、4日目とあります。ようやく折り返し地点です。あと2日間も愉しみます!
写真1枚目 実技競技1に向かう3名
写真2枚目 実技競技2が始まるのを待つ3名
写真3枚目 いざ、実技競技3へ!