「人とつながる音楽家」を目指して
音楽科
〒604-0052 京都市中京区油小路通御池押油小路町238-1[MAPを見る]
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今日は7月16日,祇園祭の宵山にあたる日です。夕刻,本校から10分ほど東に歩けば,山鉾が並び立ち,その周囲にはにぎやかな祇園囃子が聞こえ,旧家の屏風を見学させていただき,粽(ちまき)を授かりながら,梅雨末期のムシムシする熱気のなか,数十万人という大勢の人が行き交う姿が見られるところです。もともと祇園祭は869年、疫病流行を受けた御霊会を起源に始まったものですが,今年度はコロナウィルス感染症の拡大を受けて山鉾建ては行わず,八坂神社でコロナウィルス感染症を含む疫病退散への祈りを行うこととなりました。
さて,6月の学校再開から1か月半が経過し,本校においても日常の姿を取り戻しつつあります。音楽の世界では発表の機会が制限され,依然として厳しい状況ですが,次代を担う若者たちは自らの夢の実現に向けて懸命に努力を続けています。特に今年で高校生活を終わる3年生はもとより,全校生徒がこのことを通じて不利益を被らないように,全面的にバックアップしていかねばならないと考えています。
ただ,今月に入り徐々に社会が動き出すとともに,全国で感染者数が増え,京都においても毎日10名程度の新しい感染者の報告が続いています。学校でも,慣れてくるにしたがって,ともすれば忘れてしまいがちな「新しい生活様式(3密を避ける,マスク・手洗いの励行,自らの体調管理)」をもう一度徹底するために,明日のLHRでも感染拡大防止について再度確認し,生徒も教職員も一丸となって感染拡大の防止に努めつつ,日々の教育活動をさらに充実していきたいと思っております。
(写真) これまでの宵山の様子 閑散とした今年の八坂神社