「人とつながる音楽家」を目指して
音楽科
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6月18日(金)
放課後,「教育実習反省会」がありました。
校長はじめ指導に関わった教員も多数出席して振り返りを行いました。
話しながら涙が止まらなくなる実習生もいました。実習生の語る成果や課題,気づきに対して,教員側は,ねぎらいや励まし,教育についての自論やアドバイスを愛情深く贈りました。
よい教師,よい指導者を目指して,今後もがんばってほしいです。期待しています!
<田村先生(京都市立芸大・ヴァイオリン専攻)>
始めは,自分がしなければならないことで精一杯で,生徒が見えていなかった。徐々に生徒の目を見,名前を呼んで,コミュニケーションがとれるようになり,伝えたいことが伝わった感触が得られたときはうれしかった。指導案の作成にあたっては,全体像を見わたしたうえで一つ一つの授業を進めていくことの難しさ,大切さを実感した。
先生方が授業の裏で様々な準備をされているのを拝見し,生徒への愛情を感じた。まだまだ課題が多いが,これから人間的に成長していきたい。
<佐々木先生(東京藝大・フルート専攻)>
まず,ショートホームルームでのあり方を考えさせられた。一人ひとりに伝わる話し方の大切さに気づかされ,伝えようとする意識が高まった。音楽の授業では,生徒が「できた」という実感を持てるような授業をするには,綿密な計画や経験が必要だと思った。先生方の仕事に対する姿勢を目の当たりにして,勉強になった。うまくいかないことが多かったが,最後まで改善しようと挑戦できたことはよかったと思う。私も素敵な先生になりたい。
<田端先生(京都市立芸大・ピアノ専攻)>
第1週目に,指導案の作成にとりかかったとき,高校時代の先生方のご指導を思い出しながら計画したが,やってみると全然違った。授業では「今日の目標は〇〇です」などの提示が大切だと感じた。生徒一人と接するときと全体に向かうときの違いを知った。全体に向けた言葉を発信する難しさを感じた。このスキルを向上させられたらいいなと思う。どのようなかたちかはわからないが,教育者の道を進みたい。
<指導の先生方より>
・「反省会」というと「反省」ばかりを挙げがち。3週間過ごすなかで何らかの変化があって,できたこと成長したことも必ずあるはず。何の根拠もなくても自信をもって。今後もずっと成長し続ける人であれ。
・1回のアドバイスで,次回の授業が改善されていたのは,さすがでした。
・はじめは「実習生です」という顔で,「自分がこうしたい」ということで精一杯だった。3週間たって,今は「生徒にどうしてあげたら伸ばしてあげられるか」という「先生の顔」になってきた。自分の持ち味を生かしつつ,多くの先生方と補い合い協力しながら仕事をしていくことが大切です。
・生徒たちは,堀音で学んで成長したいという「やる気」を持っている。我々は,生徒を伸ばしてやりたいと指導する。ここはそういう素敵な場所。音楽の学びを通して人間力も伸ばしていけるようにと,いつも思っています。