「人とつながる音楽家」を目指して
音楽科
〒604-0052 京都市中京区油小路通御池押油小路町238-1[MAPを見る]
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6月5日(月)~16日(金)は、校内で教員がお互いに授業を見学し、気づきを共有し合う、公開授業週間です。教育実習生の実習期間に重ねて毎年行っている取組です。各教員が、特にこの授業を参観してほしいという授業を申告したものを総務部がまとめています。
互いに授業のヒントをもらうだけでなく、自分の授業やHRで見ている生徒と違った“顔”をしている生徒を発見するのも、とても大きな意味があります。また、日頃は生徒にも教員にも参観を少し遠慮してしまう専攻の個人レッスンにも、教員が積極的に誘ってくれます。
2年生の声楽のレッスンでは、教員が生徒に問いを投げかけながら、自分の状態をメタ認知させたり、教員が2つの歌い方を示範して、どちらがいいか感じさせたり、専門的な言葉のみならず、豊かな比喩表現や身体をしなやかに使っての指導が行われていました。伴奏のピアノの生徒が反応する集中力にも感心しました。見学の実習生は、熱心にメモをとっていました。
こちらも2年生生徒のピアノのレッスンでは、生徒がどのようなイメージでそのフレーズを弾いているか尋ね、生徒が答える言葉を教員がうまく膨らませて、より具体的で聴く人に伝わる演奏に変化させていました。テクニック的な指導の場面では、生徒は自分が難しいと感じていることを言葉にして教員に伝え、的確なアドバイスをもらっているようでした。
1、2年生は週に1度、この50分のレッスンをできる限り自分に活かすために、朝に夕に、試行錯誤しながら、日々専攻の練習に励んでいます。