「人とつながる音楽家」を目指して
音楽科
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1年生の「聴音」の授業では、iPadを使った授業が行われていました。「聴きどころ」「間違いやすいリズム・音」などに着眼した、少し違いのある3つの楽譜が画面に表されています。その違いを十分に確認してから、ピアノで弾かれる音を聴き、どの楽譜が正しいかを選ぶというものでした。もちろん、本来「聴音」は、ピアノで弾かれた旋律や和音を、鉛筆で五線紙に書き取るものです。しかし、どこでつまずきやすいか、間違いやすいかを自覚する途中段階として、このような手法が取入れられていました。解答はアンケート形式で入力し、最後には正解が示され、自分の正誤がチェックできるというものでした。
聴音に少し苦手意識のある生徒たちにとって、学びのポイントがはっきりして、モチベーションがあがる授業となっていました。
2年生の「聴音」の授業では、1年生の授業よりやはり難易度のあがったものとなり、一旦自分で解答にたどりついたあとで、「聴きどころ」や「こうなるはずと一定予想のたつところ」などの指摘が行われていました。
音やリズムを正確に聴くことのできる耳を鍛えることは、自分の演奏をメタ認知するためにもたいへん重要なこと、とのことで、本校ではそれぞれの力に合わせたグレード別の授業を行い、3年間でしっかりとした力をつけていきます。