「人とつながる音楽家」を目指して
音楽科
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世界的指揮者でいらっしゃる本校卒業生の佐渡 裕先生に、今年もオーケストラをご指導いただく贅沢な機会を頂戴しました。
実習授業の初日の7月10日午前、生徒全員がホールに集まり、7月22日の第50回オーケストラ定期演奏会のメインプログラム、ブラームス交響曲第1番のレッスンをお願いしました。客席には、合唱メンバーだけでなく、授業参観日として多くの保護者の方々もお越しくださり、約2時間の情熱的な先生のご指導を間近に拝見することができました。演奏への直接的なご指導はもちろん、音楽を志す堀音生の心に響く、たくさんの素敵なお言葉を頂戴しました。
音楽を好きでいる気持ちの大切さ。音楽は決して一人では成り立たない。アンサンブルは舞台の演奏者だけでなく、客席の人、ホールのスタッフの人たちなどとともにあるもの。音楽はただ空気の振動だけれど、それが人生を楽しくする、一生忘れられないような人の心を揺さぶる力があることの素晴らしさ。ティーンエイジャーは奇跡を起こす、奇跡が起こる、最も面白い時期。夢を追いかけ、夢を模索し、時には困惑し、それがすべて活きる。堀音で仲間とともに音楽を志せる楽しさ、高校生が「ブラームス」を京都コンサートホールで演奏できる環境への感謝……
“堀音の先輩”としての厳しくも愛情あふれるお言葉の数々に、生徒たちは聴き入っていました。
保護者アンケートにも、「佐渡さんの少しの指示で音楽がグッと変化するのに毎年驚かされます。緊張感のあるピチカートなど空気が変化し聴いていても伝わってきました。」
「適度な緊張感で,佐渡さんの教えをしっかり吸収して実践しようとする生徒たちの姿に感動しました。本番を心から楽しみにしています。」のようなお声をいただきました。
佐渡先生は、次のオペラのお仕事のご予定ぎりぎりまで、生徒の質問にも答えてくださいました。最後に、生徒代表のオーケストラ副部長2名のお礼と決意の言葉と、2名のコンサートミストレスがお渡しする花束などをお受け取りくださり、盛大な拍手の中、会場に大きく手を振って退場なさいました。陳腐な表現になりますが、ホールにいた人全員が、あっと言う間の、「夢のような」時間を体験させていただきました。
佐渡 裕先生、ご多忙のなか、母校の後輩たちの柔らかな心に残る、貴重なご指導とお言葉をいただき、本当にありがとうございました。