「人とつながる音楽家」を目指して
音楽科
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【写真上6枚】交流演奏 【写真中3枚】交流会と校内見学
【写真下】記念撮影(中国のみなさんと本校演奏生徒・教員代表)
8月22日(火)
8月18~20日に文化パルク城陽で行われた「第5回京都国際音楽コンクール本選」と「第5回日中友好交流音楽祭」のために来日された中国のみなさんが本校を訪問くださり、本校生と演奏交流会を行いました。
訪問団は、コンクールと音楽祭に出場された小中学生とその保護者の方、そして審査員の方々あわせて20名ほどでした。
まず、本校音楽ホールで、中国の中学生3名と本校2年生2名が、交互にピアノ演奏を披露しあいました。
中国の中学生の方は、ツァン・ツーシさん・ヤン・ニンさん、リン・レティシャさんが、張朝作曲「皮黄」(京劇の古い呼び名)、儲望華編曲「茉莉花」(=「ジャスミン」)などの中国の作曲家による曲や、ブラームス作曲スケルツォ変ホ短調Op.4やシューマン作曲ピアノソナタ第2番ト短調 Op.22などを弾いてくださいました。力強くかつ繊細な素晴らしい演奏で、その表現には豊かな感性が感じられ、本校の生徒たちも教員も、とても驚かされました。
本校からは、2年生の山田涼音さんがバッハ「平均律クラヴィーア曲集第2巻」より第15番とショパンエチュードOp.10第5番、シューマン=リスト「献呈」を、同じく原田奏子さんはラヴェル『鏡』より「悲しい鳥たち」・「道化師の朝の歌」を披露しました。
続いての交流会では、互いに聞いてみたいことを質問しあいました。文化祭練習の割り当ての関係で、ちょうどこのタイミングで本校生がたくさん抜けてしまったのはとても残念でしたが、残った生徒たちと教員とで質問と回答にあたりました。
中国の方からは、「入試の内容は?」「在学中、実技試験は何回ありますか?各回どのような曲を弾くのですか?」「海外から先生を招いての公開レッスン等はありますか?」「1日何時間ぐらい練習しますか?」などなど、どんどん質問が出てきました。
音楽大学の付属校で小4からずっと全寮制で学校生活を送っているという中国の皆さんに、こちらからは「練習室は何室あるのですか?」「どんなメーカーのピアノがありますか?」「どんなふうに授業が行われているのですか?」などと尋ねると、「練習室は78室(全校生徒480人)」、「生徒の練習室はヤマハかカワイだけど、先生のお部屋のピアノは全部フルコンでスタインウェイかベーゼンドルファーです。」「午前は勉強、午後は練習(あるいはその逆)という感じです。」といった回答が返ってきて、共通点や相違点に共感したり驚いたりして、とても興味深い交流となりました。
このあと、校内の見学をしていただき、文化祭準備をしている本校生と触れ合い、最後に記念写真を撮って、予定の時間をかなりオーバーして交流会が終わりました。
コーディネートと通訳をしてくださいました「京都国際音楽コンクール」審査委員長の林佳勲先生、ありがとうございました。
ご訪問くださった中国のみなさん、謝々! 再見!