「人とつながる音楽家」を目指して
音楽科
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8月24日(木)午後、東京藝術大学教授 栃本浩規先生をお迎えして「トランペット特設講座」を実施し、トランペット専攻の3年生1名、1年生1名に対してご指導をいただきました。
スケールの課題では、「音の均一性」の重要性をご指摘くださり、どの楽器もスケール課題が大切なのか、金管楽器としての特性との兼ね合いも細やかに実際の演奏を踏まえて丁寧にご説明いただきましいた。テクニックだけでなく、音を良くして、色んな課題や曲をクリアしていくために基礎練習をして準備をするという、練習の根幹の部分を説いていただきました。
エチュードや楽曲の指導では、自由に演奏するのではなく、拍子やテンポのしっかりとした設定の上に、音楽性やアーティキュレーションを乗せていく音楽的な設計を示してくださり、より深い表現につながるヒントをたくさん授けてくださいました。
作曲家の特徴や、曲想などにも触れ、どう演奏したらその楽曲にあった演奏になるのかを、実際に演奏してくださり、生徒と一緒に演奏する中でそのノウハウをお伝えいただきました。
深くたくさん息を吸うための自然なブレスの取り方、アンブシュアや音の出し方についても曲の中で分かりやすいキーワードを交えて説明してくださり、生徒にとって、良い演奏を行うヒントをたくさんいただけたと思います。
「話すように、トランペットを吹く。」というお言葉がとても印象的でした。
栃本先生、大変お忙しい中、本校生徒をご指導くださりありがとうございました。