「人とつながる音楽家」を目指して
音楽科
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9月20日(水)の管打楽専攻特設講座は、トロンボーン奏者で東京藝術大学音楽学部教授の古賀 慎治氏にご来校いただき、トロンボーンを専攻する3年生2名 2年生1名がレッスンを受講しました。
古賀先生は、曲のレッスンに入る前に、3年生2名をステージにあげて、マウスピースで音程をとる練習を、一緒に行ってくださいました。管楽器の演奏にとって、基礎的で、とても重要な練習であることを確認してくださっていました。
曲のレッスンの中では、そのフレーズの大事な音については、本人が気づかない少しの音程のズレも鋭くご指摘くださり、それを修正すると一挙に活き活きとしたフレーズになっていました。
「ピアノは弱くという指示だけれど、音量をさげてしまうだけでは届かないから、やさしく、とかソフトに、という意識でどうその部分を伝えるかはずっと考えている。」「この部分は前のところの“韻”を踏んでいるよね。どうしてだろう?印象づけたいのだよね。」など、先生がすぐそばで、ご自分の楽器を惜しみなく鳴らしてくださりながらご指導いただくことができました。先生のトロンボーンの音色は、なんとも品のある華やかさで、レッスンを受けている生徒も聴き入ってしまうほどでした。
自分の届けたい音を言葉にすることの大事さ、他の人の音を言葉にしてみることの大事さ、また、他の人がどのような言葉でその音を表現するかを知ることの大事さ、も伝えてくださいました。
トロンボーンという楽器の魅力が専攻以外の生徒にもよく伝わる時間でした。古賀先生、長時間にわたってのレッスンを本当にありがとうございました。