「人とつながる音楽家」を目指して
音楽科
〒604-0052 京都市中京区油小路通御池押油小路町238-1[MAPを見る]
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今朝はJRや近鉄で機械トラブルなどの影響で遅延、8時30分の段階で、9時開始予定だった、前期末考査最終科目の試験を、1時間遅らせ、10時開始、その後の終業式、LHRも1時間ずつ遅らせることとし、Google Classroomで発信も行いました。影響を受けずに9時開始に間に合って登校した生徒たちは、事情を理解し、自習をしてくれました。
11時からは城巽アリーナにて終業式。校長、音楽科主任、進路指導主事、生徒指導主事と続き、そのあと生徒自治会より、文化祭自治会企画での収益をユニセフに寄付して感謝状を頂戴したことの報告と、10日始業式の午後に行う体育祭-音(おん)リピック-についての説明と協力を求める連絡がありました。
校長からは、4月からの半年、たくさんの演奏を聴かせてもらった。一回性の芸術である音楽に向き合う高校生の「今」この一瞬に接する機会をもらえたことへの感謝が伝えられました。
音楽科主任は、音楽を本気で追究することの意味、ひとりよがりでない自分の音楽を表現していく大切さを伝え、最後に「芸術の秋といいますが、みなさんは1年中芸術です。」という言葉で生徒を激励し、生徒たちの温かな笑いを引き出していました。
進路指導主事は、10月末の京都城巽フェスティバルでオーケストラが演奏する、本校の先輩47期稲本響さん作曲、大河ドラマ「どうする家康」のテーマ曲に関連して、今「どうする家康」の舞台なっている「天正」という時代について話をしました。天正遣欧少年使節の若者がヨーロッパから楽器とその演奏技術を持返り、秀吉の前で演奏した、西洋音楽と日本が出会った時期。その場所、秀吉の邸宅聚楽第跡は本校からすぐそこのところ。そしてその少年たちは欧州でその知性とともに清々しい立ち居振る舞いが賞賛された。みなさんも意識していこう、と呼びかけました。
生徒指導主事は今年度本校に赴任した教員なので、初体験の堀音の文化祭、各クラスのミュージカルに感動したことを伝えてくれていました。そして、何かを創り上げるときには人と人の摩擦や衝突が起こる。そこを話合い、聴き合ってよいものにしていくことの重要性を確認していました。
生徒たちは30日・10月1日の土日、2日~6日の秋期休業、7日・8日・9日の土日祝と、授業がありません。2日~6日は9:00~15:00までレッスン室が使えますが、この10日間、前期を振り返ってどれだけ計画的に学習や練習を積み重ねることができるか、教養を広げる機会を設けられるか、生徒の自己調整力に期待します。