「人とつながる音楽家」を目指して
音楽科
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10月27日(金)昨日のブログ記事でお知らせしていたとおり、午後からは全校でのオペラ鑑賞会です。午前中、1年生LHRの時間に、来週の月曜日の金剛能楽堂での能楽鑑賞会に向けた事前学習を行いました。
能楽鑑賞会は、毎年京一商西京同窓会が、京都市立高校・総合支援学校の生徒たちに、古典芸能を本物の能舞台で鑑賞する機会をくださっているもので、本校では1年生全員で鑑賞させていただいています。
校長が講師となり、「能舞台」「能」「狂言」について資料を使って、その特徴や見どころ、聴きどころを話したあと、「狂言」の定型的なセリフを体験してみました。名乗ってみよう!ということで、「これはこのあたりに住まいいたすものでござる」というセリフを、校長が短く切りながら語り、生徒たちが復唱するという形で始めましたが、さすがに堀音生は勘が良い!狂言のセリフらしい抑揚を見事に真似ていました。「ハーッ ハッハッハッハッ…」「へ―ッ ヘッヘッヘッヘッ…」と声に出して言う泣き笑いも、初めてとは思えないほど雰囲気を掴んでいました。
特に京都ではクラシック音楽と古典芸能とのさまざまな形でのコラボレーションの機会は多く、音楽、芸術をそれぞれの特長を感じながら、垣根なく吸収・発信できる大人になっていってほしいという願いも込めて、の事前学習会でした。日程の関係上、オペラを鑑賞する前に能楽の事前学習という盛沢山すぎるメニューとなってしまったことを懸念していましたが、生徒たちの感性の柔軟さを改めて目の当たりにする嬉しい時間となりました。
写真 上:泣いています!
下:堀音オリジナル”探究”的事前学習会資料