「人とつながる音楽家」を目指して
音楽科
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12月16日(土)
京都市立中学校2年生を対象として、「京都市立高校グローバルフェスタ2023」が京都市立開建高校を会場に行われました。
本校の体験授業へは、26名の中2生のみなさんが参加してくださいました。
本校の体験授業には、ピアノが必要不可欠です。今年開校した開建高校には、本校のレッスン室で使用していたグランドピアノが3台移されており、そのうちの1台が、玄関上の2階の廊下に「ロビーピアノ」として生徒さんたちが自由に弾けるように置かれています。そのピアノを、懐かしい音楽仲間に久しぶりに会ったような気持ちで、赤いフェルトの上を大切に移動させ、体験授業の教室へとみんなで運び入れて使わせていただきました。
さあ、グローバルフェスタの始まりです。受付をしていただき、教室へ。
初めは、司会進行の2人の自己紹介のあと、歓迎演奏として、オーボエ・クラリネット・ピアノによる三重奏(デストネ作曲「トリオin Bminor Op.27 3.Presto」)をお聴きいただきました。そして、簡単な学校紹介に続いて、いよいよ体験授業です。
堀音では、音楽科特有の科目の一つに「ソルフェージュ」(聴音・視唱)があり、そのうちの「視唱」を体験していただきました。「視唱」では、初めての楽譜を見てすぐに歌うという力をつけるのですが、今日のお題はパッフェルベルの「カノン」。聞いたことがある中2生もいたようです。クリスマスの雰囲気も感じられて、素敵な曲です。
「カノン」とは、日本語では「輪唱」などと訳します。一つのメロディを、複数のパートが追いかけるように演奏していく形のことです。3つのパートに分かれて、まず楽譜を見ながらパート練習をしました。堀音の生徒スタッフが優しく導きながら、ドレミで音取りをしていきます。メロディがわかってくると、さらに強弱記号などにも注意しながら、よりよい表現を追求します。そして、いざ合唱――。堀音生のピアノと本校教員の指揮に合わせて、中2生と堀音生の声が融合し、響き合いました。さらにはスペシャルバージョン!なんと堀音生の弦楽五重奏をバックに合唱です!
なんてすばらしい響きでしょう! 歌い終わって、自然とみんなから拍手が起こりました。
最後に、堀音生からのプレゼント、ドヴォルジャーク作曲「弦楽五重奏 No.2 in Gmejor Op.77 B.49」の第1楽章を聴いていただいて、体験授業を終わりました。
ご参加くださった中2生のみなさん、いかがでしたでしょうか。
堀音生にとっても、とても楽しいひとときでした。ありがとうございました。
今後も、どうぞ音楽に親しみ、本校のコンサートや説明会にもぜひご参加ください。
お待ちしています!
【写真 上から】
・ピアノを静かに移動させて、準備中
・受付の様子
・司会の2人
・歓迎演奏(三重奏)
・体験授業(パート練習)
・体験授業(弦楽五重奏を伴奏に合唱)
・弦楽五重奏のプレゼント