「人とつながる音楽家」を目指して
音楽科
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1月15日(月)、3年生の1時間目は13日に挑んだ、大学入学共通テストの自己採点を行いました。進路指導主事の説明に従って、問題用紙に書き込んだ自分の解答と正答を照らし合わせて、正確な点数を所定の用紙に書き込みました。生徒たちは落ち着いた様子で、丁寧に自己採点を進めていました。自己採点のあとは、2時間目政治的教養講座、3時間目聴音、4時間目視唱と、次に向かって早速歩みを進める75期でした。
2時間目は101教室に集合し、グループごとに着席。NPO法人 Mielka(ミエルカ)からきてくださった講師、上嶋美紀さん、三宅桃花さん(ともに大学生)と学びを進めました。1.身近なところから社会に関心を持つ 2.自分の意見を発信できるようになる 3.社会参加・政治参加のハードルが低いことを知る、の3つの今日の目標のもと、京都市について考えるグループワークで会はスタートしました。まず個人で、京都市の「いいところ」と「気になるところ」を色別の付箋にいくつも書き、それをグループでカテゴライズして模造紙に貼りだしました。各グループは「人」「歴史」「経済」「観光」「交通」などのカテゴライズで整理し、2つのグループが発表しました。
その後上嶋さんがまとめとして今日の3つの目標に沿って講義を行ってくださいました。音楽も社会との関わりなしには成立しないこと、支援金や補助金などの制度に見られるように、芸術も政治や社会に守られることもあること、伝えることで変わった実例、政治参加については、投票はもちろん、パブリックコメントや請願書の機会もあること、など、生徒たちと年齢が近いことから目線をうまく合わせて、わかりやすくお話くださいました。
この政治的教養講座は、ここ数年、毎年共通テスト明けの日に行っている特別授業です。18歳成人としての自覚と、これから社会の一員として音楽に向き合っていくことを確認できるこの講座を、今日受講するいう意味はとても大きいと考えています。
明日からは卒業実技試験が始まります。学校のホールでの最後の実技試験。堀音での3年間の集大成として、持てる力を全て出し切ってほしいと願います。