「人とつながる音楽家」を目指して
音楽科
〒604-0052 京都市中京区油小路通御池押油小路町238-1[MAPを見る]
TEL. 075-253-1581 FAX. 075-213-3631
1月26日(金)
「茶道を中心としたおもてなし事業」の一環として、1年生全員を対象に「茶道体験」を実施しました。講師には、裏千家淡交会から津田宗代先生と安渕宗悦先生をお招きしました。津田先生のお子様は本校47期卒(フルート)で、生徒たちの先輩だというご縁があります。
2講座に分かれて、それぞれ2時間連続で講座を行いました。
まず1時間目は、茶道の基礎知識や歴史、基本的な作法について、ビデオ視聴を交えた講義を受け【写真1枚目】、2時間目には、本校和室で体験実習を行いました。
体験実習はまず、1時間目の講義で学習した「真」のお辞儀を全員で行い、先生方に「ご指導、よろしくお願いいたします」という気持ちを込めてご挨拶して、スタートしました。
はじめに、お茶席での客と亭主のふるまいについて、先生の解説つきのお点前のデモンストレーションに代表生徒1名が「正客」役となって参加し、その様子を全員で見学しました。【写真2枚目】
次は、いよいよ自分たちの番です。2人ずつペアになって向かい合わせに座り、「亭主」役が「正客」役に主菓子(今日は、“福の春”というフクジュソウの意匠のきんとんです!)をお出しし、それから、お抹茶碗にお湯を注いでもらい、手首のスナップをきかせて前後に茶筅を素早く振ります。上手に点てる者、なかなかうまくいかない者、先生方にも助けていただきながら、なんとか皆きれいにきめ細かな泡を点てることができました。【写真3枚目左右】お茶碗を2回時計回りに回してから飲んでみると、なんと美味しい薄茶だこと。
つづいて、亭主役と正客役が交代して実習しました。
今日はまだ1月なので、先生方が、お正月のお茶席での床の間の飾りを紹介しようと「結び柳」と椿を、そして、お香合は辰年にちなんで龍頭の形のものを、わざわざお持ちくださってしつらえてくださったので、実習の最後に、それらをご説明いただきました。【写真4枚目】
たった2時間の短い体験授業でしたが、今日の授業を心に留め、今後、世界の人々と音楽でつながっていくためにも、自国の伝統文化について学ぶ一つのきっかけにしてもらえればと思います。
津田先生、安渕先生、ご指導ありがとうございました!