「人とつながる音楽家」を目指して
音楽科
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1月30日(火)、75期3年生は、視唱と聴音の進学補習があり、LHRも実施されました。今日は校長が教室を訪れ、音楽に志し、しっかり音楽の土台を学んできたみなさんには、音楽以外の物事を考えるときでも上手く使える“ネタ”のようなものがたくさん身についているよう。このところ75期のひとりひとりと話していると、そういうことを強く感じ、これから先この人たちは大丈夫だ、と思える。今日は音楽以外で、そういう“ネタ”を一つ増やしてほしい、と、言語学の考え方である「相補分布」の話をしました。
いろは歌と五十音図の違いから話は始まり、五十音図の子音+母音の構造へと話は進み、マ行とハ行を発音してそれぞれの子音について確認し、ハ行「はひふへほ」、は同じ子音ではないことに気づきました。同じではないが「相補分布」という考え方をすると/h/として扱える、と説明し、この考え方を使ってプラスに考えられる日常の例をあげて話を終えました。
高等学校で教科を学ぶ意味は、それぞれの教科についての見方・考え方を身に着けられるというところにもあります。生徒たちは、音楽という広く深い専門性とさまざまな教科から、また、めぐりあった多くの人たちから、多くの見方・考え方を生きる力を生み出す縁(よすが)として受け取り、堀音を巣立っていこうとしています。