「人とつながる音楽家」を目指して
音楽科
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本日6月13日(木)2時間目の公開授業は3年音楽理論。以前【3年生「音楽理論」】楽曲分析に挑む!にあげたように、(まだお読みいただいていない方は、是非このブログ記事より先にお読みください)来る7月21日(日)京都コンサートホールで開催する第51回オーケストラ定期演奏会のメインプログラムである、チャイコフスキー作曲「交響曲第5番」についての楽曲分析の授業が行われています。来週からのグループ発表を前に、授業は佳境に入っていました。
今日は、来週から始まる各班の発表のための発表シートの作成に入りました。冒頭、発表シートは他の班の生徒が見てわかりやすいハンドアウトになるための工夫が要る、と具体的な例をあげながらの注意が全体にありました。そして教員からのコメント・指摘が記されたたくさんの付箋が貼られた前回提出のレポート(それぞれの担当範囲について、教員から考察の観点のいくつかが示されたものに自分たちの発見や考察を記述する)が各班に返却されました。各班ではそのコメントや指摘への回答を考察しながら、自分たちの班の担当部分では、どんなチャイコフスキーの“作戦”があるのか、探り出し、整理していきました。
これまでの授業では、iPadにオーケストラ譜をおとしたものに色での書込みをしていましたが、今日はプリントアウトして紙ベースの楽譜での検討。ここでは紙をめくったり並べたりしながらが学習には向く、ということで、教員の使い分けの工夫がなされていました。
班の間を回りながら教員が「楽譜の上での分析を進めながら、ぜひまた音楽も聴いて確かめてくださーい」「今あなたが気づいたそのことは、どんな音楽用語を使えばもっとわかりやすく伝わる?」「その指摘は素晴らしい!ワクワクするね」などと声をかけていました。
3年生らしく、これまで積み上げてきた音楽の力と、「総合的な探究の時間」で培ってきた課題解決力を総動員して、積極的に意見を出し合って分析を進めていく姿は、とても頼もしいものでした。次回からの発表が楽しみです。