「人とつながる音楽家」を目指して
音楽科
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教職員が学び合う公開授業週間最終日は、今年度の教育実習生2名の研究授業が行われました。放課後には多くの教職員が参加する、教育実習反省会も行います。(反省会の様子や、教育実習生最後のホームルームの様子は改めてお知らせしたいと思います)
2時間目、3年視唱Aクラスの授業を研究授業とした実習生は、「Les Moutons de Panurge」という曲をソルフェージュ力を活かして歌う、という題材を用いました。拍子記号がない、小節線がない、音符にすべて番号が打たれている、などという、いつも見る楽譜との異なりを生徒に見つけさせる導入で授業が始まりました。この曲を演奏する特別な指示を伝え、だんだんに負荷を大きくしながら、歌っていきました。その後、演奏例の動画を視聴し、本時の活動を客観的に感じさせようとしていました。
教職員が教育実習生の授業を参観することや、指導を行うことは、自身の日々の授業や生徒との接し方を振返り、改めて良い気づきを得る機会となります。
先日、本校卒業生が主役を務める劇団四季ミュージカル「バケモノの子」の団体鑑賞の振返りが行われ、皆にとって参考となる視点や鑑賞後の自分の変容が表現できている生徒のシートが、クラスルーム前廊下に掲示されています。今年度は音楽科と進路部、時によっては人権部なども連携して、生徒の振返りを生徒と教職員が共有していこう、と取り組んでいることの一環です。本校は1学年1クラスのコンパクトな規模で、また、合唱や合奏など、3学年が揃って行う授業や取組も多く、縦のつながりも濃厚です。そのため、1年生から3年生までの記名でのシートを共有することに抵抗はなく、また良い学び合いとなります。
「学び」に終点はないでしょう。謙虚に学び続ける姿勢を自然に身に着けられ、学び合う悦びをたくさん味わえる堀音の日常でありたいと考えています。