「人とつながる音楽家」を目指して
音楽科
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7月5日(金)1時間目は、室内楽オーディションでした。このオーディションは、9月28日(土)に予定されている、中学生対象 秋のスクールガイダンスの歓迎演奏を行うアンサンブルチームを選抜するためのもので、演奏者以外の生徒や教職員が聴衆となるなか、音楽科の教員によって審査されます。生徒たちが自分たちで主体的にアンサンブルを組み、選曲を行ってエントリーします。曲の解釈も練習も、全て自分たちで行わねばなりません。今年は、3年生のみの編成1チームと1年生から3年生まで混合の2チーム 計3チームがエントリーしました。
プログラム1番目は、ベートーヴェン作曲 弦楽四重奏曲 第4番 作品18の4 第1楽章 3年生4名で、抜群のチームワークで、深い音色と活き活きとした躍動感のある演奏を聴かせてくれました。2番目は、ヴァイオリンが3年生と2年生、ビオラが2年生と1年生、チェロが1年生という編成で、メンデルスゾーン作曲 弦楽五重奏曲 第2番 作品87 第1楽章を演奏しました。1年生を2、3年生がしっかりリードして、心に響く豊かな良いハーモニーが奏でられました。最後は金管アンサンブル。片岡寛晶作曲 スカルプチャー・イン・ブラス。このアンサンブルも、トランペットが2年生、トロンボーンが3年生と1年生、ホルンが1年生、ユーフォニアムが3年生、チューバが2年生という3学年混合チームです。金管楽器らしい華やかさと、繊細で思慮深いムードを併せ持った響きを聴かせてくれました。どの演奏にも大きな長い拍手が贈られました。
1番目のアンサンブルが終ったあとすぐに、その生徒たちが2番目の椅子や譜面台の配置するのが堀音らしさ。では2番目が終ると3番目のセッティングは2番目の生徒たちが行うかと思いきや、1番目のアンサンブルの3年生の生徒たちがさくさくと動いてくれ、3年生の責任感と愛情が嬉しいことでした。
全ての演奏が終わって、音楽科主任から「とても堀音らしい時間であった。実技試験やオーケストラの練習がある中で、自分たちでよく頑張った。次はオケ定。既に練習に卒業生の方々が応援にかけつけてご指導もいただけているように、目に見える方々はもちろん、見えないところでもたくさんの人たちが応援してくださることを励みに、体調管理に気をつけてよい演奏会にしよう」と生徒たちに伝えられました。
どのアンサンブルが9月28日(土)秋のスクールガイダンス“本番”のステージで演奏することになったのか。校内では昼休みに既に結果が発表されていますが、中学生の皆さんは是非スクールガイダンスにお越しくださり、本校ホールで、本日選抜されたアンサンブルの演奏を聴いてください。当日までのお楽しみ!といたしましょう。