「人とつながる音楽家」を目指して
音楽科
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7月18日(木)
高倉小学校で取り組んでいらっしゃる「たかくら学習」(総合的な学習の時間)のなかの「地域に関する学習」で、高倉小の統合前の7つの“元校”が現在どのようになっているかということを調べるため、“元校”のひとつである城巽小学校の跡地にある本校に、17名の3年生のみなさんがやってきてくれました。
まず、校長がみなさんを本校正門前で出迎え、そこに昨年設置された「堀河院跡」の碑を紹介しながら、城巽小学校ができるよりはるか昔の平安時代には、ここに堀河院のお住まいがあったということをお話しし、続いて、東門内の梅の木の横にある「城巽校の沿革」の銘板で、1869(明治2)年に上京第二十四番組小学校として「城巽小」(明治9年に改称)が創立してから、1943(昭和18)年に閉校(児童は梅屋小・龍池小・明倫小に分かれて編入)し、その後、1947(昭和22)年に城巽中、2010(平成22)年に京都堀川音楽高校と受け継がれてきたことを説明しました。
その後、会議室に入っていただき、今度は教頭から、城巽小学校がなぜ「城巽」という名前なのか や、155年前にここに城巽小ができてからの経過に再び触れ、現在、地元の城巽学区のみなさんと本校とが、深いつながりを持ちながらともに活動していることを紹介しました。
そのあとは、質問タイムです。
「どうして堀音がここにできたのですか」や「クラスはいくつありますか」「学級の教室のほかに,どんな教室がありますか」など、次々にたくさんの質問をしてくれました。
そして、21日(日)の「オーケストラ定期演奏会」に向けて堀音生全員で練習中の音楽ホールに入ってもらい、プーランクの「グローリア」の練習風景を客席に座って見てもらいました。オーケストラによる伴奏に合唱、そして、ソプラノのソロ…。美しい声と音で奏でられる荘厳な音楽がホールいっぱいに響き渡るのを、体感してもらいました。ちょうど5分ほど経ったところで練習が終了すると、子どもたちから大きな拍手が起こりました。
最後に、本校の中庭に復元されている堀河院の庭園をご覧いただいて、訪問学習が終わりました。
高倉小学校からの17名の3年生のみなさん、暑い中ようこそ本校へお越しくださいました。また、本校ホールでの各種演奏会や「京都城巽音楽フェスティバル」等に、ぜひいらしてくださいね!