「人とつながる音楽家」を目指して
音楽科
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10月1日(火)この日の1、2時間目は、8月末に台風の影響で日程変更をした文化祭のためにカットした、授業時間の回復を行いました。2時間目が終了すると、全校生徒はホールに移動、前期終業式を行いました。
主幹教諭の司会で開式が告げられ、まずは校歌合唱。今日は1番を歌い、最後は3番で終わるときのように「あがって」くださいという指示。音楽科教員の伴奏で合唱しました。「あがって」のところはさすがに反応よく皆がそろいましたが、3番を歌うことが多い昨今、1番の歌詞がすこしあやふやなところがあって、司会の主幹教諭から「秋休みの宿題が決まりましたね」というアナウンスもあり、反省(?)の笑いがさざめきました。
続いて校長からの話では、4月からここまでの全校生徒と教職員の頑張りへの感謝が伝えられました。学ぶよろこびを持って取り組んでいたこと、楽しもうという姿勢が嬉しい。当たり前に自然に、やることがある日々。それはたいへんな日常でよくやっていると敬意をもって見ている。だからこそ、流さないで、意識的に課題意識を持ってほしい。また、盛りだくさんの学校だけれど、それだけでつながりを完結しないで。高校生という瑞々しい感性のある時期に、「触れておく」ことが大事。コンサートにも美術館にも、京都にたくさんある歴史的なものにも触れてみて、と若き音楽家たちへの期待も伝えました。
音楽科主任は、学年ごとに取組への労いや評価を伝え、「校長先生とかぶるけど…」と音楽に志す先輩として、外へ目を向けることの大切さを伝えました。
生徒指導主事からは、文化祭の評価、そして、もの、こと、ひとを大切にすることが伝えられ、そのあと生徒自治会より、10月8日始業式の日の午後に行う「音リピック」(体育祭)について競技の紹介と諸注意が行われました。
最後の企画推進部教務主任の話は、7月末に能登半島でのボランティアに参加した自身の体験について、スライドを交えての報告でした。1月の震災から半年経っても復旧の厳しい状況を肌で感じた教員は、そのうえに過日の豪雨災害が重なった現地の人々に心を寄せ、「みなさんに今何かしてほしいとかそういうことではない。でも忘れないでいよう。」と呼び掛けました。
「人とつながる音楽家」の育成という新しい教育目標を掲げての令和6年度前期。明日から7日までの秋季休業は短い時間ですが、後期と次の年度への目線を送る、前期末の総括・振り返りを行う時間にしてほしいと思います。
いろいろな反省点、課題は持ちつつも、大過なくこの前期を終えられましたのも、保護者の方々、地元城巽地区の皆さま、京都市教育委員会など、堀音を応援してくださったすべての方々のおかげと感謝申し上げます。本当にありがとうございました。後期、ご心配をおかけすることもあるかと思いますが、お見守りとご指導をどうぞよろしくお願い申し上げます。