「人とつながる音楽家」を目指して
音楽科
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9月30日(月)、「総合的な探究の時間」の授業において取り組んできた個人探究(1年生)やグループ探究(2年生)の発表会が行われました。
城巽アリーナにホワイトボードが10台並べられ、それにパワーポイントで作成した発表資料を印刷したものをマグネットで掲示して、1年生(4時間目)は、一人7分の持ち時間で4ラウンド、2年生(6時間目)はグループごとに発表者を入れ替えながら3ラウンド、発表と質疑応答を実施しました。
まず、1年生の個人探究では、「音楽とその印象の探究~音楽を聴いた時の印象や思い浮かべる情景はその人の何に依るのか~」、「人の心を動かす演奏とそうでない演奏の違いは何か」、「演奏する時の高揚感とはなんなのか」、「なぜ悲劇オペラが好まれてきたのか」など、各自、様々な視点から問いを立て、仮説を立て、調査・考察を行っていました。スタートするや否や、一斉に熱をこめて話し始める1年生。発表が終わるたびにあちらこちらで拍手が起こり、続いて質疑応答なのですが、一瞬しーんとなってしまうブースも。そんなときは、教員やTAの大学院生さんたちがいい質問を投げかけてくれます。すると、元気よく挙手して質問する生徒も出てきました。恐れずに質問するなかから、発表者も聴衆も新たな発見をし、これからの学びを広げ深めていくことができます。教員やTAの方々の質問や発表者とのやりとりを見聞きして、学んでくれていたようでした。【写真上4枚組】
発表後には、ワークシートに、自分の発表に対してどんな質問やアドバイスがあったか、それらを受けて今後さらに調査・考察したいことなどを記入するとともに、iPadでGoogleフォームを通じて自分が聴いた3人の発表者へのコメントを入力していました。【写真中】
2年生は、さすが2年目、準備を段取りよく済ませ、チャイムの前にすでにスタンバイ完了。とても楽しそうに開始を待っています。教員からの諸注意が終わると、聴衆を呼び込む声があちこちから聞こえ、アピール合戦です。
2年生は10グループに分かれて、11月にヨーロッパ研修旅行で訪れるチェコ・ブルノ、オーストリア・ウィーンを中心とした歴史や風土、そして音楽を含む芸術文化に関するテーマを分担して調査・研究してきました。今日は3ラウンド各10分。グループ内でラウンドごとに発表者を交代しながら報告し、現地での研修に向けて互いに学びあいました。隣のブースに負けじと、皆どんどん声が大きくなっていきます。4年ぶりとなるヨーロッパ研修旅行への期待や意気込みが表れていました。発表が終わるとコメントカードを利用して、興味をひかれた点やさらに知りたい点などを発表グループに伝えていました。【写真下2枚組】
続く7時間目は、各グループの探究内容を一つの冊子にまとめるべく、編集作業に入っていました。冊子ができあがるのが、とても楽しみです。