
「人とつながる音楽家」を目指して
音楽科
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10月28日(火)の合奏の時間は、これまで1年間オーケストラを支え、引っ張ってきた3年生幹部から2年生への引継会がありました。
3年生の幹部の6名が後輩に向けて、時には涙をこらえながら一人一人がこれまでの歩みや想いを伝えました。
日々の授業だけでなく、演奏会、リハーサル、セッティング、パート間の連携、そしてオーケストラ全体の空気をつくる役割を担ってきた3年生。それぞれが、自分の役割に迷いや不安を抱えながらも、仲間を支え合い、音楽を通して深い絆を築いてきたことが伝わってきました。
一人が言っていた「不安だったソロの後に全員でTuttiで入ってきたとき涙が出るほど嬉しかった」という言葉に、オーケストラの素晴らしさの神髄を垣間見た気がしました。
また、セッティングや楽器管理、ホールでのマナーなど、音楽以外の“目に見えない部分”の大切さについても、次の世代へ丁寧に受け継いでくれました。
最後に「幹部になったことで自分も成長できたし、みんなのおかげでオーケストラをもっと好きになれました。みんな仲がいいのが取り柄なのでそれをもっと生かしていい音楽をつくっていってほしい」とエールを送り、全員から大きな拍手が贈られました。
続いて、2年生の新部長から3年生へ向けて感謝が述べられました。
「先輩の姿から、真剣に音と向き合うことの大切さと、音楽を楽しむことを同時に学びました。これから悩んだり、壁に当たったりすることもあると思いますが、そのたびに先輩方の姿を思い出して進んでいきます。」
「1年間、本当にありがとうございました。大好きです。」で締めくくられましたが、言葉の中に、先輩を慕うあたたかな気持ちと、背中を受け継ぐ意志がこもっていたように思いました。
3年生幹部の皆さん、1年間本当にお疲れさまでした。ありがとう。

