
「人とつながる音楽家」を目指して
音楽科
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12月6日(土)に、本校の校舎を一緒に利用している「京都子どもの音楽教室」と合同のコンサートと音楽教室向けのガイダンスを行いました。
京都子どもの音楽教室は、豊かな情操、創造性。社会性を育成することを目標に「奏でる」「感じる」「しくみを考える」の3つを柱とし、リトミック、ソルフェージュ、音楽理論、合唱、合奏を幼児から高校生までが学んでいます。
今回は音楽教室の特別鑑賞授業として、音楽教室で学んでいた在校生と卒業生と教室の先生による合同コンサートを実施し、その後本校のガイダンスを行いました。
出演した在校生はピアノ専攻の3年生の2人でした。在校生の中に音楽教室で学んだ生徒はたくさんいて、その中で選ばれての演奏でした。素晴らしい演奏で、後輩たちに向けていい機会になったのではないかと思います。
コンサートの最後では、出演者だけでなく客席の音楽教室の生徒のみなさんと一緒にクリスマスソングを合唱しました。手には手作りの楽器をもちながらの合唱で、会場全体がとてもあたたかな雰囲気になりました。
後半は小さな生徒さん以外残っていただいて、特別授業として本校のガイダンスを行いました。校長からの学校紹介の後、本校教員のるソルフェージュの授業を体験してもらいました。音楽教室でもソルフェージュを学んでいますが、高校ではどんな感じなのかを体感してもらうべく、コンサートで出演してくれた在校生も手伝ってもらって聴音と視唱両方の体験を行いました。みなさん熱心に取り組んでくれていたと思います。
西洋音楽は綿々と受け継がれた伝統があります。それは次の世代へ次の世代へと引き継いでいって成り立っています。同じ空間に音楽が好きで学んでいる人たちが世代を超えてたくさんいるということ自体が、その伝統を作る一つの形になっていると思います。その意味で堀音と音楽教室と京都市少年合唱団が同じ施設を使っていることに大きな意味があるように思います。
今回のような合同の企画は多くはありませんが、同じ音楽を愛するものとしてこれからも一緒に取り組んでいけたらと思います。

