
「人とつながる音楽家」を目指して
音楽科
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12月17日(水)、18日(木)、3年生の音楽理論の授業で、後期に取り組んできた楽曲分析の発表がありました。
5人8班に分かれて、ブルグミュラーの『25の練習曲』からそれぞれ1曲を選び、楽曲分析を行い、それを演奏に反映させるところまでを授業内容としています。
曲の全体構成、和音の進行や転回、リズム、音価、強弱、アーティキュレーション、速度や表現記号など、楽譜に書かれていることの意味を読み解いていく過程で、付けられている題から受けるイメージやその曲の背景を意識し、それらを音楽の表現と結びつけ、より意図を持った説得力のある演奏にしていくことが狙いです。
各グループは、これまで学んできたことを総動員し、楽譜とにらめっこしながら、どう演奏したらよいかを考え、その過程や結果について発表していました。その発表を聞いた生徒たちからは、いろいろな疑問や意見が飛び出し、それに対してまたグループの考えを説明するといったやり取りを経て、自分たちの考えやもらった意見も踏まえた演奏を披露していました。
説明は、実際に踊ってみたり、スライドを作成したりと、いろいろと工夫して行っており、時折笑いも交えての楽しい発表となっていて、よかったように思います。その上で、最後の最後は「演奏」で人を動かすんだという思いが大切なのだと思いました。
「楽譜」は“自分がどう演奏したいのか”の出発点です。それをどれだけ大切に考えるか、今一度考えてほしいと思います。
1月に残りのグループの発表が待っています。楽しみにしています。

