「人とつながる音楽家」を目指して
音楽科
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東京藝術大学の林達也先生をお招きし、「音楽家に必要なメチエ」― エクリチュールの学びについて―と題した特設講座を開催しました。日々の勉強の意味を理解し、聴覚と歴史を重視するクラシックの本質に迫る貴重な学びとなりました。
写真1「エクリチュールは文字・文法と訳されますが、規則に縛られた課題としてではなく、音楽家のメチエ(職・仕事・技術知)として熟練する必要があります。」
写真2「技術知の“知”とは歴史を知ること。作曲家の残したエクリチュールの響きそのものを丁寧に聴くことにより身につけるのです。内なる耳を豊かにし、見えない音を創造できる力が大切です。」
写真3「ひとつのラインからいかに多様な和声をつけられるか、それが作曲だったのです。」ラ・フォリアの解説に始まり、バッハ=ブゾーニのシャコンヌを演奏してくださいました。管弦楽の響きを彷彿とさせる素晴らしい音楽とピアノ演奏から、林先生の音楽に対する熱い思いが伝わってくるようでした。
林達也先生、本当にありがとうございました。