「人とつながる音楽家」を目指して
音楽科
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平成27年4月1日
平成27年度 京都市立京都堀川音楽高等学校 経営要項
校長 山 脇 護
1.教育目標とその達成にむけて
本校の教育目標は、「人間尊重の精神を基盤に、心豊かな人間を育てるとともに、将来幅広く音楽専門家として活躍し、文化の発展に貢献できる人材を育成する。」である。この教育目標を達成するため、生徒たちには、「音楽力」・「学力」において、高く確かなものを身につけさせたい。 京都市の音楽文化発信の一翼を担い、将来大きく羽ばたき活躍する人材としての真の「人間力」を伸長させる方策として、特に次の5項目を掲げる。
1)音楽の素晴らしさを広く伝える音楽専門家の育成。
2)音楽を愛する才能豊かな生徒や卒業生たちの夢の実現に繋がる取組。
3)自ら積極的に教養を深め、視野を広げようとする姿勢や態度の涵養。
4)音楽を育む機会の創出をはじめとする、地域から全国、世界にむけた躍動と発信。
5)ルネッサンス計画を着実に具現化しながらも、音楽文化の新たな展開を見据えたグランドビジョンの策定と実践。
2.学校経営方針
校名を改め、現在の地に移転して5年が経過し、新生第3期生(第66期生)が卒業した。本校にとってはひとつの大きな節目をむかえたといえる。多方面の関係者の熱意と尽力によって実現し、受け継がれていく教育環境の中、生徒たちの高い志とたゆまぬ精進、そしてそれを支える教職員の惜しみない努力とが相まって、京都堀川音楽高校の礎は築かれつつある。とはいえ、市民からの注目度と期待は大きく、また、何といっても卒業生や生徒たちの大いなる夢の実現のために、本校教育活動の定着と発展にむけて、引き続き最大限の力を注いでいかなければならない。すべての取組を検証し総括をふまえて、さらに充実した教育活動へと改善を重ねることが、音楽を愛し、音楽とともに生きる生徒一人一人の未来を大切にすることに繋がると確信して取り組みたい。そのためにも、各方面からの意見や評価を真摯に受けとめ、あらためて本校の求め育てる生徒像(自律・自立した音楽高校生)を再確認しなければならない。そして、生徒一人一人のために、さらには本校の将来のために、教職員同士が自ら学び、視野を広げようとする意欲を持ち、それぞれの教育活動が有機的に結びつく学校をめざして校内運営体制や教育内容について整備・改善していかなければならない。公立の音楽専門学科高校として、全教職員と全生徒がさらなる高みをめざす積極的な意識を共有し、一体感を持って邁進していきたい。