「人とつながる音楽家」を目指して
音楽科
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6月19日(火)
2,3時限の2時間にわたり、歌舞伎に使われる音楽「長唄」を、一流の講師を招いて聞き、知り、そして実際に弾き、唄う、実践的な学習を1年生を対象に行いました。
講師は、長唄三味線方の杵屋浩基先生と杵屋寿哉先生、長唄唄方の今藤小希郎先生、そして解説として、本校で「日本音楽史」をご担当くださっている井口はる菜先生の計4名の先生方にご指導いただきました。
オペラ「蝶々夫人」の挿入曲でもある、長唄「越後獅子」より「おのが姿」の鑑賞を皮切りに、長唄・三味線の簡単な歴史、三味線の構造や道具の紹介【写真1枚目】をはさんで、歌舞伎の音楽(黒御簾音楽)の披露、長唄のなかの動物の鳴き声の表現の紹介などが繰り広げられました。
質疑応答では、「三味線を志したきっかけは?」「演奏中に三味線の弦が切れたらどうするのか?」「唄方の発声と西洋音楽の発声の相違点は?」など、次々と質問が出ました。
その後、三味線の体験を代表者2名がさせてもらい、先生方と合奏。【写真2枚目】
唄いは、全員で長唄「勧進帳」の縦書きの独特の楽譜(一部)を見ながら、ご指導を受けました。【写真3枚目】
歌詞の横に書かれている数字が、いわゆるドレミに読み替えることができ、みんな初めてなのに、声を合わせてなかなかうまく唄えており、お褒めの言葉をいただきました。【写真4枚目】
最後に、先生方の演奏で「勧進帳」を鑑賞して、密度の濃い特別授業を終了しました。
「勧進帳」については、7月3日(火)に行う団体鑑賞「7月大歌舞伎」のなかの演目の一つになっており、充実した事前学習ができました。
杵屋浩基先生、杵屋寿哉先生、今藤小希郎先生、井口はる菜先生、楽しいお話と熱心なご指導、ありがとうございました!