「人とつながる音楽家」を目指して
音楽科
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6月27日(水)5,6限
文化庁の「芸術による子どもの育成事業」として、「野口体操」の講座を1年生を対象に行いました。
講師は、野口体操創始者の野口三千三氏から直接教えを受け、現在、体奏家/ダンスアーティストとしてご活躍の新井英夫先生と、アシスタントの板坂先生にご指導いただきました。
「野口体操」とは、数十年前、東京藝術大学の体育の授業に取り入れられていた体操です。お手本は自然界。「動」という漢字を分けてみれば「重力」。動きは、重力・重さの流れの関係によって生まれる。動きの主エネルギーは重さの流れ、そのきっかけを作ったり微妙なコントロールをするのが筋肉の役目、という自然の原理を体感する様々な方法・体操を教えていただきました。
大きな「ポリまく」を持ち、ほんの少しのエネルギーで全体に伝わり、波ができる様子=空気の重さの流れを全員で感じました。【写真1枚目】
落ち葉が舞うようにユラユラと重さが落ちていく例を道具を使い説明してくださった新井先生、その原理から「上体のぶら下げ」を実践する生徒たち。【写真2,3枚目】
前後の足の体重の移しかえで重さの流れを腕に伝え、両腕を回転させる体操。【写真4枚目】
生徒たちは、徐々に「脱力」することを体得していき、同時に、動いたときに生まれる感覚をつかんでいきました。
新井先生が、前後に少し足を開いて長い鞭を手に前を向いて立ち、鞭をゆっくり前にやり、後ろにやり、そして瞬間的に前にもってくると……衝撃波が生まれて、大きな音をたてました!
鞭はどこにも当たっていないのに、です。力を入れずに腕を前後に動かし、瞬間的に鞭を前にやるときに、体重移動とともにくっと力を込めるのです。すごい音にみなびっくり!
何人もがトライして成功しました。
最後に、生徒たちのハンドパーカッションにのって、先生方が即興ダンスを踊ってくださいました。【写真5枚目】
新井先生、板坂先生、楽しく興味深いご指導をありがとうございました!
明日は、3年生に対してもご指導いただくことになっています。