「人とつながる音楽家」を目指して
音楽科
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12月10日(火)3・4限
2年生「日本音楽史」の特別授業として,文化芸術探究vol.2「日本の室内楽 ―箏を中心とした糸のしらべ―」を実施しました。
講師に,生田流箏曲家の野田弥生先生と野田友紀先生,そして,本校で「日本音楽史」をご担当いただいている井口はる菜先生をお迎えし,本校音楽ホールで,20面の箏をずらりと並べて,始まりました。
第3限はまず,楽器とその歴史について,演奏や箏のメンテナンスの実演などを交えながらご説明いただきました。
歴史をたどって,その時代その時代の曲を聴きながら進むと,西洋音楽の影響を受けての楽器の進化や楽曲の発展が如実にわかりました。
特に驚いたのは,日本で唯一の擦弦楽器である胡弓の演奏法です。弾く弦を弓が移動するとき,胡弓は,弓がほぼ一定の角度で弦にあてるようにするために,楽器本体をくるくると回して弓で擦ります。そのため,柄が本体を貫いており,柄の先端を膝に抱えて本体を回す構造になっていました。
第4限は,2人一組で箏に向かい,まず,平調子の調弦にトライ。チューナーを使わずに,日本の音階を体感しながら,行いました。さすが,音楽高校の生徒たち。耳がよく,上手に調弦できました。そして,あの名曲「春の海」をご指導いただき,最後には,みんなで合奏にチャレンジしました。なかなかの出来栄えに,笑顔が咲きました。
新たな発見と学びに,みなおおいに刺激を受けた2時間でした。
野田弥生先生,野田友紀先生,井口はる菜先生,ご指導ありがとうございました。