「人とつながる音楽家」を目指して
音楽科
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おはようございます。
今日は,昨日お知らせしたように,午前中3年生,午後1年生に学校から電話をします。よろしくお願いします。
家庭で過ごす時間が多くなっています。皆さん,規則正しい生活を送りながら,どのようにして残った時間を過ごしていますか。せっかく時間がある時なので,読書などはいかがでしょうか。ということで,今日はある先生から,「読書」に関してメッセージを送っていただきました。
皆さん、おはようございます。今日の目覚めはいかがですか?
始業式でも言いましたが、春休み中、図書室にはたくさんの新しい本が入ってきました。
休校になってしまい、皆さんに読んでもらえないことをとても残念に思っています。
今のところ、私が1人で楽しく読んでいます。
今日は、新しく入った本を2つ紹介したいと思います。
ユペチカ著『サトコとナダ(1)~(4)』(星海社)
日本出身のサトコと、サウジアラビア出身でムスリマ(イスラム教徒女性)のナダ。
二人の留学生がアメリカで出会い、一緒にルームシェアしながら過ごす日常がほのぼのと描かれています。
元々はTwitterで連載されていた4コマ漫画なのですが、単行本でまとめて読むと、あたたかく、それでいてちょっと切ないところもあるこのマンガの魅力に引き込まれていきます。
“ごく普通の二人の女の子”が送る生活が、私達に色んなことを教えてくれる気がします。
エラ・フランシス・サンダース著『翻訳できない世界のことば』(創元社)
訳者の方の後書きによると、タイトルの“翻訳できない”とは、「りんご=apple」のように1語対1語で英語に翻訳できない、という意味だそうです。
そんな“翻訳できない”言葉たちが、おしゃれなイラストとともに、たくさん紹介されています。
素敵な言葉、深みのある言葉がたくさんある中で、私のお気に入りの語の1つがイタリア語の「コンムオーベレ(commuovere)」。
「涙ぐむような物語にふれたとき、感動して胸が熱くなる」という意味の動詞だそうです。
いいですねぇ。
そして、私の中でインパクトのあった語がドイツ語の「クンマーシュペック(Kummerspeck)」。
直訳すると「悲しいベーコン」で、意味は「食べすぎがつづいて太ること」だそうです。
……。
皆さんも是非この本を読んで、各国の言葉が紡ぎ出す世界に出会ってください。
今、紹介した2つの本はそれぞれ別々に選んだ本なのですが、偶然『サトコとナダ』の中に『翻訳できない世界のことば』が登場していて、なんだか嬉しくなりました。
アラビア語「サマル」
日が暮れたあと、遅くまで夜更かしして、友達と楽しく過ごすこと。
早く日常が戻ってきますように。