やってみたいをやってみる
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4月10日(月)、京都市立開建高校の栄えある第1回目の入学式を挙行いたしました。
ルミノベーション科240名の本校への入学を許可され、開建高校1期生として、新たな歴史を創出していくスタートを切りました。
新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。そして保護者の皆様、お子様のご入学、誠におめでとうございます。心からお祝い申し上げます。
また、京都市教育委員会をはじめPTA・愛校会等、御来賓の皆様にもご多用中のところ、多数御臨席賜りまして、誠にありがとうございました。
〇学校長の式辞は、以下の内容のお話をさせていただきました。
時はまさに春の訪れを告げている本日の良き日に、御来賓として京都市教育委員会をはじめ愛好会会長、PTA役員の皆様の御臨席と、保護者の皆様の御来校を賜り、本日開校の日を迎えた京都市立 開建高等学校 入学式を挙行できますことを、心より感謝申し上げます。
ただいま入学を許可いたしました240名の新入生の皆さん、御入学おめでとうございます。保護者の皆様、お子様の御入学、誠におめでとうございます。心からお祝い申し上げます。教職員、在校生一同、皆さんの御入学を心から歓迎いたします。
本日、皆さんは開建高校の栄えある1期生として、これからの本校での3年間、新しい学校を創るフロンティアとして、多くの仲間や先輩、そして我々教職員と共に、新たな歴史を創出ながら、活気があふれる充実した高校生活を過ごしてもらいたいと思っております。
本日の喜びは、皆さんの努力の結果であることはもちろんですが、御家族の方々をはじめ、中学校でお世話になった先生方など、皆さんを支えてくださった方々が、おられたことを忘れず、感謝の気持ちを持って高校生活を歩み出してください。
新入生皆さんには、開建高校の1期生としてこれまでの塔南高校の良き伝統や学校風土を引き継ぎながら、Learning by doing:「自ら成すことによって学ぶ」という実学実践教育もと、皆さん一人一人が主体的に考え、学んでいく教育活動を行っていくとともに、学び合い助け合う仲間をはじめ、地域の方、企業や大学の方など、多様な方々との対話と協働を通じて「人と人のつながりを大切する」取組を展開し、皆さん一人一人が新しい自分を発見し、自らの成長を実感することで、希望をもって未来を協創していく力を身に付けてもらいたいと考えております。
開建高校のキャッチフレーズは、「やってみたい を やってみる~夢中になる学びがここにある~」です。このキャッチフレーズを考案した際、私自身が共感した言葉として、世界的に有名なアニメーションキャラクター「ミッキーマウス」をはじめとするキャラクターの生みの親で、ディズニーリゾートの創立者であるウォルト・ディズニー 氏の言葉があります。「よく人から成功する秘訣を教えてほしい、どうすれば夢を実現することができますかと尋ねられる。私はまず自分でやってみることだと答えている。」自分でやってみることの重要性を伝えています。
「やってみたい を やってみる」、その中で新たな発見や気づきが生まれ、次への興味・関心が沸き上がってきます。このような様々な経験を通して成功も失敗も繰り返しながら、夢中になる学びや探究的な活動へとつなげ、自らの可能性や良さを見つけてもらいたいと思っております。
そこで、本日から開建高校1期生としての歩み始める皆さんに、ぜひ、実践していただきたいことをお話させていただきます。
1つ目は、「自らの志を高くもって、可能性に挑戦する」ということです。本日本校へ入学された皆さんは、これからの人生における新しいスタートラインに着いたことになります。3年間の高校生活は、これからの長い人生にとっては、わずかな期間ですが、様々な経験を通して心身共に成長し、その後の人生を左右する貴重な時期でもあります。皆さんには、本校での高校生活において、自らの生き方・在り方を求め、未来社会において自らの果たすべき役割を考え、そのうえで明確な目標を設定し、1日1日を大切に過ごしてもらいたいと考えております。開建高校1期生として、今、自分が何をしなければならないのか、自分ができることは何かをしっかりと考え、行動していくことが重要となります。また、皆さんには一人一人に優れたな才能や良さがあります。皆さんが持っている情熱と日々の努力を重ねていくことで、秘めた可能性や才能を開花させることができ、自らの未来を変えることにつながっていきます。これからの高校生活3年間、失敗を恐れず、怯まず、妥協せず、自らの可能性を信じて挑戦し続けて、数多くある多様な道の中から、自信をもって言える自分の道を見出してください。
2つ目は、「新たな出会いを大切にする」ということです。人と人との出会いとは、新たな自分を発見することにつながります。人はそれぞれ生きてきた環境が違い、考え方や行動形式も異なります。それゆえに、人の出会いとは、新たな価値との遭遇でもあります。新しい価値観との出会いによって、新たな考え方が生まれ、選択の幅を広げていくことができます。また、人と人との出会いが古い自分を脱却させ、新しい自分に変えていくことができ、自らを高めて成長していくことにもつながりっていきます。これからの高校生活において、多様な人々と出合い、対話と協働を通して自らの生き方・在り方を見出し、輝かしい未来を創出してください。
ただ今、皆さんにお話させてもらいました「自らの志を高くもって、可能性に挑戦する」、「新たな出会いを大切にする」という2つのことを、これからの高校生活でしっかりと実践してくれることを期待しております。
ここで、保護者の皆様に御挨拶申し上げます。高校3年間は、これからの人生の方向を決定する大切な時期となります。私たち教職員は、お子様がこれからの変化の激しい時代において、自らの力でいきいきと人生や未来社会を歩んでいけるよう、全力を尽くして支援させてもらい、「開建高校に入学して良かった」、「開建高校で充実した高校生活を過ごせた」と言われる学校にしてまいります。そのためには、学校と家庭がそれぞれの役割を果たしながら、連携と協力をしていくことが重要でございますので、保護者の皆様には、本校の良きサポーターとして御支援並びに御協力を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。
結びに、新入生の皆さん、いよいよ本日から開建高校1期生としての生活が始まります。無限の可能性を秘めた皆さんが、充実した活気あふれる高校生活の中で、自らの志や夢をしっかりと思い描き、自らの成長を実感し自己実現が達成できるよう、そして、健やかに成長されることを心から願いまして、式辞といたします。
令和 5年 4月10日
京都市立開建高等学校長
尾崎 嘉彦