やってみたいをやってみる
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4月8日(月)、京都市立開建高校の入学式を挙行いたしました。ルミノベーション科240名の本校への入学を許可し、開建高校2期生として、新たな歴史を創出していくスタートを切りました。
新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。そして保護者の皆様、お子様のご入学、誠におめでとうございます。心からお祝い申し上げます。
また、京都市教育委員会や唐橋自治会連合会をはじめPTA・愛校会等、御来賓の皆様にもご多用中のところ、多数御臨席賜りまして、誠にありがとうございました。
〇学校長の式辞は、以下の内容のお話をさせていただきました。
時はまさに春の訪れを告げている本日の良き日に、御来賓として、京都市教育委員会学校指導課指導主事 坂井 美保 様、本校学校運営協議会理事長・唐橋自治会連合会会長 天野 広一 様をはじめ、愛校会会長、PTA役員の皆様の御臨席と、保護者の皆様の御来校を賜り、京都市立 開建高等学校 入学式を挙行できますことはこのうえない喜びであり、心より感謝申し上げます。
ただいま入学を許可いたしました240名の新入生の皆さん、御入学おめでとうございます。保護者の皆様、お子様の御入学、誠におめでとうございます。心からお祝い申し上げます。
教職員、在校生一同、皆さんの御入学を心から歓迎いたします。本日の喜びは、皆さんの努力の結果でありますが、御家族の方々をはじめ、小中学校でお世話になった先生方など、皆さんを支えてくださった方々がおられたことを忘れず、感謝の気持ちを持って高校生活を歩み出してください。
皆さんは、開建高校の栄えある2期生として、本日からの新たな高校生活に向けて、期待と不安で胸いっぱいのことと思っております。高校3年間は、長い人生の中ではひと時の期間かもしれませんが、これからの皆さんの生き方を決定していく大切な期間でもあります。本校でのすべての教育活動を通して、「自ら考える力・自ら学ぶ力」を育みながら、学び合い助け合う多くの仲間や先輩、我々教職員をはじめ地域の方々、企業や大学の方々等、多様な人々との対話と協働を通して、「人と人のつながりを大切にする」活動を展開し、皆さん一人一人が自らの可能性や良さを見出して、自らの成長を実感し、よりよい未来社会を協創していく力を身に付けてもらいたいと思っております。
そこで、本日から開建高校2期生として、新たなステージで歩み始める皆さんに、ぜひ、実践していただきたいことをお話させていただきます。
1つ目は、「新しい自分を求めて常に挑戦してほしい」ということです。1年後の自分、高校卒業時の自分、そして、5年後、10年後の自分はどのようでありたいでしょうか。春は長い冬を経て、多くの植物が芽吹く季節です。本日の入学式は、「新しい自分」に向かってスタートを切るのに最もふさわしい日です。皆さんには、普段の授業をはじめ、HR活動や体育祭、文化祭等の学校行事、部活動、ボランティア活動等の課外活動、校外活動の中で、皆さん一人一人がぜひやってみたいこと、思い切って挑戦してみたいことを発見し、失敗を恐れることなく、自らの夢に向かって意欲をもってやっていく、果敢に挑戦していく人間になってもらいたいと思っております。人間の能力は、より高い目標に挑戦していく経験を通して、引き出されるものです。そのためにも自らの夢や目標に向かって努力し続けること大切です。「継続は力なり」です。これからの予測困難な社会を自らの力で生きていくためにも、仲間をはじめ多様な方々と共に学び共に考え、様々な体験や活動を通してお互いを高め合いながら、これからの未来を協創していく気概を持って、自らの可能性や良さを信じて挑戦し続けてもらいたいと思っております。
2つ目は、「これからの時代をどのように生きるか」という大きな課題に取り組んでほしいということです。人間として生きるうえで、最大の課題とも言えるのではないでしょうか。4月からはじまる開建高校における高校生活の中で、自らが主体的に学びに向かい、意欲的に行動を起こし、多くの仲間と共に夢中になって様々な活動に取り組む中で、皆さん一人一人が理想とする人間をめざして、自らの生き方やあり方を見出しながら、これからの社会において自らの果たすべき役割を考えたうえで、その実現に向けて全力で取り組んでほしいと思っております。
本校での3年間の高校生活において、「これからの未来社会を、より良くするために、できることは何か、何をなすべきなのか。」という最大のビジョンを念頭に、多様な人々との対話と協働を通して試行錯誤を繰り返しながらも、自分が何をしなければならないのか、自分ができることは何かをしっかりと考え、行動してもらいたいと思っております。そのためには、本校での様々な学びや活動の中で、自らの志や夢を明確に描き、主体的に思考していく精神力や、しなやかな行動力、より良い未来社会を協創していく力を養い、これからの社会に貢献し、活躍する人物となってもらいたいと思っております。
ただ今、皆さんにお話させてもらいました「新しい自分を求めて常に挑戦」し、「これからの時代をどのように生きるか」という大きな課題に向き合いながら、今日からの高校生活を活気あふれる充実したものにしてくれることを期待しております。
ここで、保護者の皆様に御挨拶申し上げます。本校での3年間の高校生活は、これからの人生の方向を決定する非常に大切な時期となります。私たち教職員は、お子様がこれからの変化の激しい先行き不透明な時代を、自らの力で切り開き、人生をいきいきと歩んでいけるよう、全力で支援をさせていただきます。そのためには、学校と家庭がそれぞれの役割を果たしながら、連携と協力をしていくことが重要と考えております。保護者の皆様には、本校の良きサポーターとして御支援並びに御協力を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。
結びに、新入生の皆さん、いよいよ本日から開建高校2期生としての生活が始まります。無限の可能性を秘めた皆さんが、自らの志や夢をしっかりと思い描き、自らの成長を実感し自己実現が達成できるよう、そして、健やかに成長されることを心から願いまして、式辞といたします。
令和6年4月8日
京都市立開建高等学校長
尾崎 嘉彦