やってみたいをやってみる
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9月19日、「未来デザインプログラム」の一環として、1年生7名が、文化庁(京都庁舎)におじゃましてまいりました。職員の皆様との対話を通して、自らの将来について考える機会となりました。
まずは西川企画官より、文化庁の紹介をしていただきました。文化庁の予算と管轄する法律からわかりやすく文化庁の仕事をイメージできるよう解説していただきました。
次に山口参事官補佐より、ご自身の文部科学省での9つの経歴を踏まえ、国家公務員の仕事についてお話をいただきました。元々民間商社で働いておられ、様々な職種を経て文科省に入省された経歴は、生徒たちにとって国家公務員のイメージを更新させるものであっと思います。生徒の「一番やりがいのあった仕事は?」の質問には、「文科省での仕事はほとんどがニュースなりやすく影響力の大きい仕事のため、すべての仕事にやりがいを感じた。と同時に、緊張が強いられるものだった」と答えていただきました。特に東日本大震災時の経験により、国家公務員は「全体の奉仕者である」ことの意味を実感することができ、政策を実行する相手の顔が見えているか、自分の考えをもつことができるかを常に念頭に置き仕事をしているとことでした。
最後に、中野文化財調査官より、絵画部門のお仕事についてお話をいただきました。「文化財保護」という発想、文化財が大切であるとは「何にとって」大切なのかを解説いただき、調査官と有識者との緊張関係による重要文化財や国宝の「指定」の話は調査官という公務員の中ではある意味特殊な仕事の一端を垣間見ることができました。「おすすめの文化財は?」という生徒の質問に、「文化財は「比較」という視点を使ってトータルで鑑賞すると良いので、展覧会に行くことが一番」とアドバイスいただきました。
京都に移転した文化庁での体験は、生徒たちにとって大変貴重なものとなりました。