いっしょに歩もう、いっしょに学ぼう
普通科
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【ビジテックII コミュニティデザイン分野 ―福祉でつながるまちづくり―】では、「高齢者福祉(介護予防)」の観点でまちづくりを考えています。
5月18日に、「福祉でつながるまちづくり」「しあわせなコミュニティ(つながり)のカタチとは?」を趣旨に授業を行いました。
高齢者福祉や介護の視点に立って、今後につながる企画を考えてみよう、ということで、ご高齢者の方と本校生徒とのインタビュー&交流会(高齢者18名/本校2年生18名)を開催しました。
コミュニティデザイン分野では、半年の期間、防災・交通・景観・福祉といった様々な視点から、まちづくりに関する認識を深め、まちの現況や課題を捉え、介護予防の観点で「コミュニティによる幸せな関係」の企画提案を行います。
本校生からのアイスブレイクを交えた質問の他、
Q「普段の生活場面でお困りごとはどんなことがありますか?」
Q「あるといいなと思うモノコトはなんですか」
といった問いに対し、高齢者の方々は
A「車の免許返納に伴い、長距離移動が大変になって、田舎の空き家管理に困っている」
A「息子夫婦となかなかコミュニケーションがうまく取れなくて、さみしい」
と普段感じておられる日常生活での困りごとなどをお話しながらも、
A「コーラスや新聞紙を使ったちぎり絵を楽しんでいるよ」
A「体力低下は仕方ないけど、健康維持をがんばってるよ」
A「おばあちゃんに美味しいご飯食べさせてもらっていたのなら、習っておくといいよ〜」
A「若い方ともっと交流したいわね〜。みなさんのことも聴かせて〜♡」
などなど、とても楽しそうに応答されていました。本校生にとっては、ご高齢者の方ならではの暮らしの楽しみ方や世代ごとの感じ方・捉え方・生活様式の違いなど、色々感じる時間になっていたようです。また、終始笑顔が絶えない雰囲気に包まれていました。
本校生がご高齢者の方の様々なお話を丁寧に受け止め、率直な反応を返しつつ、そのお話に含まれるお気持ちまで、真摯に聴きとっていた姿が印象的でした。
コロナ収束後、ようやくこのような交流時間がもてるようになったことが感慨深かったです。
交流会は、6月もあと2回予定しています。ご高齢者の方のお話を受け、「今後このような取組ができるのでは?」との提案を本校生が考えます。その変遷もまたご報告いたします。