いっしょに歩もう、いっしょに学ぼう
普通科
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4月23日(火)の「キャリアI」の授業は、学年全体で本校の総合育成支援アドバイザーの話を聴きました。今回のテーマは「得意と苦手から自分を知る」です。
話は『おこだでませんように』という絵本の朗読から始まりました。自分の思いをうまく伝えられず、お母さんや先生に怒られてばかりいる「ぼく」のお話をとおして、自分の本当の思いを相手に伝わるように伝えることの大切さが語られました。
次いで、1年生が「公共」の授業で学習した内容に触れ、1年生が属する青年期の特徴として自己実現の欲求が高まることを確認し、自己実現のためには自己理解が必要になること、その自己理解は、自分の得意だけではなく困り(苦手)にも目を向け、困りも含めて自分だと認めることなのだということを確認しました。
困りという言葉にはネガティブな響がありますが、自分の困りを助けてくれる「めがね」を探す(適切な環境を整える)ことで困りは困りではなくなるのだそうです。
では、そのような「めがね」はどうしたら手に入るのでしょう。それは、自分に適切な助けを求めて自ら声を上げること(セルフアドボカシー)によってなのです。自分の困りを正しく知り、それに正しく向き合うことで、自分が自分らしくいられるようになり、それが自己実現につながるのだということでした。
最後に、総合育成支援アドバイザーは「自分からどうしてほしいのか気持ちを伝えてほしい。先生たちは心の中で両手を広げて待っています。自分から助けてと言える力をつけてほしい。」と温かく語りかけて話を終えました。
講演後の感想には、「自分の困りを改めて考え直そうと思った」「自分からきちんと助けを求めたい」など、前向きなものが多く寄せられました。