「なりたい自分」を探し、深める!
普通科・教育みらい科
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10月29日(木)午後5時30分から,金剛能楽堂(京都市上京区烏丸通中立売上る)において「京都市立高校伝統文化体験・能楽鑑賞会」が開催され,本校からも教育みらい科1年生40名が狂言と能を鑑賞しました。
平成27年度から始まり,今年で第6回目となるこの鑑賞会は,京都市教育委員会主催で,一般社団法人京一商西京同窓会様の御協賛,金剛能楽堂様の御協力により,毎年,多くの市立高校生を御招待いただいております。
今回は,座席を一つ飛ばしにして参加人数を約250人に減らし,上演時間も例年の半分程度に短縮するとともにマスクの着用や入館時の消毒徹底等,新型コロナウイルス感染症拡大防止のために様々な対策を施しての開催となりました。
御来賓や主催者として門川大作京都市長,市村延之一般社団法人京一商西京同窓会理事長,在田正秀京都市教育長御臨席のもと,初めに門川市長から御挨拶をいただきました。続いて宇高竜成様(能楽師シテ方金剛流)から,能楽の演目を中心とした解説をいただきました。(今回は時間短縮の関係で能楽は途中からの上演となるため,演目の舞台設定等について簡潔・軽妙にお話しくださいました。)
生徒たちは,狂言「口真似」,能「羽衣」の順で鑑賞しました。
生徒たちはほとんどが能楽鑑賞は初めての経験で,「舞台が近くてとても迫力があり,客席との一体感も素晴らしかった。」「狂言はテンポが良くて言葉がとてもわかりやすく,楽しめた。」「能は,衣装や面,舞や動きがとても美しく,音楽も心か落ち着くような感じで,今度は全部見てみたいと思った」等といった感想をもったようです。そして,「もっと伝統的な文化や芸能に触れていきたい」とも言っていました。
本日の会は,京都御苑の西に建つ金剛能楽堂というすばらしい舞台で,場がもつ「力」を直接感じとりながら日本文化の粋である能・狂言を鑑賞することができ,日本文化の懐の大きさや良さを再発見する大変良い機会となりました。これから国内外で活躍が期待される若い生徒たちが,それぞれの心と体に脈々と流れている日本の伝統に関心をもち,芸術への造詣を深める第一歩となったことと思います。
主催者の皆様をはじめ,お世話になった一般社団法人京一商西京同窓会の皆様,二十六世御宗家金剛永謹様をはじめとする金剛流の皆様,茂山宗彦様をはじめとする茂山家の皆様,また,お忙しい中お越しくださいました門川京都市長にも改めまして御礼申し上げます。誠に有り難うございました。
※おことわり
宇高先生の「高」の文字は,使用可能文字との関係から,先生の戸籍姓とは異なる文字を使用しています。御理解の上,御海容ください。
(写真)
1枚目 開演前の客席の様子
2枚目 狂言の一場面
3枚目 能の一場面