「なりたい自分」を探し、深める!
普通科・教育みらい科
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12月13日(水)2年「キャリアについて考える」(文系)
2学期末考査終了後、2年生の文系生徒は「キャリアについて考える」の取組で、京都大学名誉教授で本校7期生でいらっしゃる大浦康介先生の特別講義「学ぶことの先にあるもの~将来,社会とどう関わり,貢献するか~」を受講しました。
大浦先生は、日本のフランス文学・文学理論の研究者です。また文筆家としてもご活躍されています。
講義は、大浦先生の自己紹介から始まり「塔南高校から京都大学へ進学された大先輩が来られた!」と、生徒は大興奮していました。
その後、フランスに留学されたお話やお仕事をされた時のお話など、フランスについてのお話を聞きました。「フランス人は群れない」、また「何事も自己責任」など、日本の学生との比較についてもお話しいただきました。また、留学する意義や、大学とはどんなところか、文学を学ぶとはどのようなことか、そして、その先にあるものについてもお話くださいました。
最後の質疑応答のコーナーでは「『群れない』ということに共感するのですが、フランス人はどうしてそのようになったのですか」とか、「留学について全く興味がないのですが、それでも留学はしたほうがよいですか」など、たくさんの質問が出ました。後者に対して先生は、「日本文化に満足せず、ぜひ留学してそこに住んで世界を見てほしい。旅行とは違うものが見えてきます。できれば2年ぐらい。」ときっぱりとお答えくださり、生徒たちはうんうんとうなずいていました。「留学するならどこがよいですか」の質問には、留学の目的にもよるが英語圏以外の国がよいのではと提案してくださいました。また、日本の大学で文学を専攻したいと思っている生徒からは、フランスの大学の文学部の様子についてなど様々な質問が出ました。
生徒は、京都大学もフランスも自分からとてもとても遠いものと思い込んでいたと思います。しかし、大浦先生は、同じ塔南高校の先輩から後輩に送るメッセージとして熱く語ってくださり、京都大学も世界も、一気に身近なものになったのではないでしょうか。大浦先生の講義を機に、塔南生が世界のことにさらに目を向けてくれることを期待します。
大浦先輩、ありがとうございました!