「なりたい自分」を探し、深める!
普通科・教育みらい科
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12月19日の訪問先の続きです。
●村田機械株式会社●
村田機械に5名の生徒が訪問しました。
説明の中で,「ロジスティックシステム」という機械の紹介がありました。大きな倉庫の中で自動的に必要なものを見つけ,それを瞬時に運ぶ機械で,今の流通業界でも使われている機械です。図書館や大きい倉庫で使われていて,生徒たちはとても興味をもって聞いていました。
綿花から糸を紡ぐ紡績機械を見学しました。この技術はユニクロやプーマなどで活用され,生徒たちは身近に感じ興味をもったようです。また世界ビッグ3のメーカーと聞いてとても驚いていました。
「この会社の魅力(売り)は何ですか」という生徒の質問に対して「機械もいいけど,人間関係がいい所」などいろいろな質問に丁寧に答えていただきました。
今回の訪問で,村田機械には文系の人も理系の人もいて,その人間関係で会社ができていることを理解し,特に理系は技術の研究・開発に携わることだと理解したと思います。参加生徒が全て理系だったので,工学部機械系に進んだときのイメージが実感できるとても良い訪問となりました。
●京都市消防局南消防署●
9名の生徒が南消防署へ訪問しました。普通進学コースからも2名参加し,消防士になりたい,消防団に興味がある,といった生徒です。
本校が所在する吉祥院地区や,新校の移転先でもある唐橋地区の消防団の方々を含め計4地区の消防団員の方から,「働くこととは」・「地域貢献とは」という2つのテーマについてお話をしていただきました。生徒達の表情は真剣そのもの。時には固い雰囲気を和ませて下さる団員さんの大人の気遣いや,経験談はいい刺激になったと思います。
講話が終わり,生徒達も楽しみにしていた小型動力ポンプを使った放水訓練に移りました。消防隊員が消火活動の際に着用する防火衣と防火帽を着用し,動力ポンプの起動から放水までの一連の作業や,学校にある消火器の使用方法のレクチャーをしていただきました。生徒一人一人が積極的に体験活動に参加し,普段できない貴重な経験に生徒達も終わった後は目を輝かせながら「楽しかった」「消防署に来てよかった」「消防団の人たちが親身になって話をしてくださった」と話していました。
今回の訪問で,「地域貢献や地域の人達とのつながり」,「消防団と隊員との信頼関係」など社会に出て仕事をしていく中で大切な事を教えていただき,これからの人生を考えていく上で,非常に良い経験になりました。
●京都市総合企画局国際化推進室●
京都市国際化推進室を生徒8名が訪問しました。
国際化推進室の係長である西智也様をはじめ,5名の方に迎えていただき,国際化推進室の業務内容や取り組み,概要などをお話しいただきました。事前に本校からお渡ししていたアンケートを丁寧に踏まえた,生徒の疑問や考えに応えるようなお話をしていただきました。京都には150近くの国の人が住んでいる,というお話に生徒もびっくりしていました。その後,国際化推進室の方と生徒のパネルディスカッションに移りました。実際に国際交流の現場で働いている方たちが,高校生の時どんなことに打ち込んでいて,どんな思いを持たれていたか,というお話は,リアルで非常に参考になり,生徒たちは食い入るように話を聞いていました。自分のキャリアをイメージし,考えていくうえでとても身になるお話でした。
また,国際人として教養を身に付けていくこと,様々な文化の人と共生していくことの重要性をよく実感できたと思います。
(左)村田機械株式会社
(中)京都市消防局南消防署
(右)京都市総合企画局国際化推進室