「なりたい自分」を探し、深める!
普通科・教育みらい科
〒601-8348 京都市南区吉祥院観音堂町41[MAPを見る]
TEL. 075-681-0701 FAX. 075-682-7107
休校となってから,10日ほどが過ぎました。
先週の金曜日に「お知らせ」の封書を発送しましたが,届いているでしょうか。
(万一水曜日までに届かない場合は,学校に電話等でお知らせください。)
「お知らせ」の中に,学校のホームページの「在校生のページ」へのアクセス方法が載っています。毎日午前中(できれば朝)にチェックして,新しい情報や指示を確認したり,必要な連絡を送信したりするようにしてください。また,「連絡事項」を入力する欄には,学習状況や計画の報告や質問事項だけでなく,学級担任の先生との意思疎通を図れるような,ちょっとした思いを添えてもらっても結構です。たとえ文字だけであっても,そこに込められた気持ちは伝わるものだと思います。遠慮せずにいろいろと書き込んでみてください。
1年生の皆さんは,高校生活への溢れる希望を胸に入学したにもかかわらず,このような状態になってしまい,これから先のことがいろいろと心配であろうと思います。2年生,3年生の皆さんも,心機一転頑張ろうと思っていた矢先にイレギュラーな形で新年度が始まることとなり,戸惑いや不安があることでしょう。学習や学校行事,仲間づくり,部活動や課外活動,さまざまなことに見通しが持てない中ですが,まずは「基礎体力」を養うため,目の前の学習課題にしっかり取り組むようにしてください。
さらに,こんな時だからこそ,「待ち」の姿勢ではなく,自分なりに考えていろいろと積極的に取り組んでみてほしいと思います。弱点分野の克服でも体力づくりのトレーニングでも,自分で考えて,面白がり楽しみながらどんどんやってください。
もっと言えば,芸術に触れる,読書をする,といったことも,こんな時だからこそ時間をとってできるのではないでしょうか。美術館・博物館・図書館等は残念ながら休館中ですが,インターネットの世界では,さまざまな「展示」が繰り広げられています。展覧会の解説付き生配信を見るのもいいですし,さまざまなコンサートの配信もあります。受け手ではなく送り手として,作品を作ったり,演奏したりといったことにも挑戦してください。近所の書店で(普段は気にも留めないジャンルの,あるいは自分の進路先として考えている分野の入門編でありそうな)「新書」を買ってみるのもいいと思います。普段にはない刺激を自らに与えて,それがどんなふうに自分の中に響くか,心の中でキャッチボールをしてください。
長くなってしまいました。
これまでにないことが現在進行中で,今私たちはその渦の真っただ中にいるわけです。教職員も,日々手探りの状態です。生徒の皆さんの思いにしっかりと寄り添い,これからの高校生活を前向きで素晴らしいものにしていければと思っています。心配なことがあったら,いつでも相談してください。
皆さん一人一人が今回の臨時休校の意味をよく理解し,規則正しい生活(十分な睡眠,栄養バランスのとれた食事,適度な運動等)を心掛け,免疫力を高めるようにしてください。COVID-19感染拡大防止のためには,冷静に対処し,正しく恐れることが大切です。自分自身と自分の大切な人の生命を守るために,節度ある行動をするようにしてください。改めてお願いします。
最後になりましたが,保護者の皆様,先の見えない中ですが,御家庭と学校とが力を合わせてこの状況を乗り越えていきたいと存じますので,何卒御理解・御協力賜りますよう,お願い申し上げます。
校長 小野 恭裕
[写真]
左 校門前の道路から見た,改修されたフェンスと校舎
(安全対策の一環として,ブロック塀からフェンスになりました)
右 動画撮影に向けて打合せする教職員