美術を通して、これからの時代を生き抜く力を磨く!
美術工芸科
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3年生アートフロンティアコース「探究F」の授業では、同志社女子大学に講師をお願いし、「エシカルファッション」をテーマに、エシカル(=正しい)という考え方がどのように始まり、どのようにとらえられているかについてお話いただきました。
1990年代から一人当たりが買う服の量が増えたのに、購入額が減っているというデータから始まり、安く買えるようになったのは労働者の搾取や環境破壊が背景にあること、また服を回収して途上国に送るという活動が、現地の文化を破壊していること、世界のファッションはエシカルであることが条件になりつつあることなど、私たちが着る服が世界とどのように繋がっているかということを知り、とても驚き、自分の着るものについて振り返る機会になりました。
生徒たちの感想には、自身の制作について考えたり、企業が協賛していることについて考えたものが多くありました。
また、普段見かける「CO2削減を」というCMが、自動車などの工場だけでなく、服を作る課程にも大きく関わっていること、水道で絵の具を洗っていけない意味など、自身の生活との関わりを考えているものも見られました。
今後は自分の将来とSDGsの関わりを考え、制作活動の在り方や自身の生き方をより深く考察していきます。