美術を通して、これからの時代を生き抜く力を磨く!
美術工芸科
〒604-0902 京都市中京区土手町通竹屋町下る鉾田町542[MAPを見る]
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2年次の表現基礎2では、「パブリック・アート~作品と社会のつながり~」というテーマで、屋外の公共空間に展示される芸術作品の構想、プレゼンボードの作成に取り組みました。
最終回は、プレゼンテーション(写真)・相互鑑賞を行いました。
この課題では、不特定多数の人に鑑賞されることを前提に、作品のコンセプトを立案しています。
その場所にいる人たちにどのような効果を与えたいか、普段から社会に対して抱えている問題意識や、投げかけたいことについて、深く考えました。
自己表現のみに留まらず、公共性を意識した作品が多く生まれました。
作品の設置場所は、京都市役所・京都駅・京都市京セラ美術館・岡崎公園・二条城・鴨川といった、京都市内の公共空間の中から選びました。
それぞれがパブリック・アートで表現したい内容と、場所の特性を組み合わせて考え、適切な場所を選択しています。
また、屋外展示に相応しい作品の大きさや形を考えることで、普段の制作とは違うスケール感で構想をすることになりました。
展示環境・作品の機能に合った素材や構造の検討、展示の時期や期間を設定するといった内容も、普段とは違う学びのきっかけとなっています。
プレゼンテーションでは、お互いのアイデアを共有し、それぞれの考え方や、価値観の多様さを認め合うとともに、美術作品が社会に対して果たす役割や可能性について考えるきっかけとなりました。