美術を通して、これからの時代を生き抜く力を磨く!
美術工芸科
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「科学と人間生活」の授業では,スンプ法で自分の指紋と汗腺を観察してスケッチをしていました。
下の写真(下)にみられるように,ヒト指腹部表面の指紋・汗腺・触覚受容器が,指紋に沿って整然と規則的に配置されていることがわかります。
汗腺はなぜ,指紋の稜線凸部中央に配置されているのだろう。そのような問いを考えながら観察を続けます。
その理由としては,異性の手と接触する際あるいは指し棒を握りしめる際など,ここぞというときに,汗腺からの発汗により指表面の摩擦係数を増大させて滑りを回避するためと考えられています。
このようなことを実際に顕微鏡で観察しながら学習を進め,スケッチをすることでより深い学びとなっていきます。
【スンプ法】光学顕微鏡は,観察物の下から光を当てて,通り抜けてきた光を観察している。しかし指の表面は光を通さないので光学顕微鏡では観察できない。そこで透明なスンプに,指の表面の型をとって光学顕微鏡で観察することで,指の表面の観察ができる。