美術を通して、これからの時代を生き抜く力を磨く!
美術工芸科
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2年次の表現基礎IIでは、「透明水彩絵の具で描く」という課題に取り組みました。
この課題では、画材の特性や制作手順、表現効果を理解し、工夫しながら絵画制作に取り組んでいます。
また、一年次の細密描写(デッサン課題)や、モチーフ構成(色彩課題)で身に付けてきた、画面内にモチーフを自由に構成する力を活かし、紙風船と透明セロハンを構成して描いています。
紙風船と透明セロハンは、色味の楽しさ、しわの質感、光沢や透け感などが特徴で、透明水彩絵の具の鮮やかな発色、高い透明度といった画材の性質を存分に活かせるモチーフです。
重色・混色を使い分けての色づくりや、モチーフの素材感に合わせた筆遣いなどに気を配りながら制作をしています。
普段の授業ではアクリル絵の具を扱うことが多いため、透明水彩絵の具を使いこなすのに苦戦しましたが、これまでの課題で身に付けてきた内容を応用、活用することで、それぞれの創造性が十分に感じられる作品を描くことが出来ました。
新しい画材・技法に触れる際にも、汎用性のある基礎実技力を身に付けておくと、対応しやすくなると実感できたのではないでしょうか。
本課題を通して、透明水彩絵の具の魅力に気が付くことができたので、今後も表現手段の一つとして活用してほしいと思います。