美術を通して、これからの時代を生き抜く力を磨く!
美術工芸科
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1年生は,今日から3日間,学校で美術研修に取り組みます。本来はこの時期に関東方面への美術研修旅行として課題解決型学習を実施する予定でしたが,コロナ禍のため訪問研修はかないませんでした。そのため,学校での学びを実施したいと計画し,訪問予定の美術館や連携アーティストの方のご協力を得てこれまで事前学習を進め,今日の実施となりました。各クラスの1日目の様子をお伝えします。
1年1組は,東京の森美術館様と宮崎を拠点とするダンスカンパニー「んまつーポス」さんにご協力いただき,オンライン&対面による研修を行います。テーマは「身体表現による鑑賞」。美術教科で取り組んでいる「つくる」ことに加えて,探究Iでは「見る」を中心に学んできましたが,この研修ではさらに,「見る」ことについて考えていきます。その中には,「見る」「見られる」「見せる」など様々な「見る」があります。「つくる」ことにも繋がるこの意識を広げてもらうことを今回の研修の目的としています。
そして今回の研修では,さらに「身体」という要素を加えます。メタバースという仮想空間によって得られる身体感覚と,実際にグラウンドに出て体を動かしダンスを踊るなど,身体が,デジタルの身体とリアルな身体を行き来することにより,身体について再認識したり,別の新しい感覚を発見することを期待しています。
1日目午前中
オキュラスという機器を用いて,メタバースと呼ばれる「仮想空間」内において,自分で作成したもうひとり自分(アバター)と自身の身体をリンクさせ,デジタル空間内で黒板に落書きしたり,物をひろったり,さらには距離を隔てた友人と同じデスクで挨拶を交わしました。
1日目午後
「だだだだ・だ」という曲に合わせて,各グループが1フレーズを担当しダンス制作をしました。グラウンドに出て,実際に身体を動かしながら短時間でダンスを考え,練習し,最終的には音に合わせた1回撮りで,1組全員で1つのダンス映像作品を制作しました。
今回考えたダンスをベースに,明日は本格的な映像制作を行います。今から完成が楽しみです!