美術を通して、これからの時代を生き抜く力を磨く!
美術工芸科
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1年2組は、午前中に水戸芸術館 現代美術センター 芸術監督 竹久侑様をオンラインでお迎えし、「社会と美術館」をテーマに、水戸芸術館現代美術センター様がこれまでに取り組んでこられたプロジェクトを例として挙げながら、社会的な背景の中でアートをとらえることについて講義をしていただきました。
アートプロジェクトにおいては、完成した状態よりもそのプロセスを重視することや、美術(自分の表現したいことやもの)よりも社会や地域を大切にすることが重要だという言葉が印象的でした。これから作品制作を続けていく生徒たちにとって、社会的な背景の中でのアートをとらえることはとても重要です。興味深く熱心に聞いている様子を見て、頼もしく感じました。
午後からは,アーティスト きむらとしろうじんじんさんのアートからインスピレーションを得て,「妄想屋台祭り」のワークを本格的に開始しました。まず、岡崎公園・御所・市役所周辺の3つのエリアに分かれてフィールドワークを行い,2月25日のきむらとしろうじんじんさんをお迎えした事前学習にて,あらかじめ考えた「屋台」をどこに設置したいかについて,実際に足を運んでイメージを広げました。午前中の講義やフィールドワークを経ることで、それまでに考えていたことよりもさらに具体的なアイデアが浮かび、いきいきとした様子で活動していました。
また、オンラインでつながって生徒の活動を見て頂いていた水戸芸術館 現代美術センターの森山純子様からも、zoomを通して助言や質問をいただき、より考えを深めることができました。
明日は、グループワークで他者の意見を聞きながら考えていたことをまとめ、発表会を行います。生徒一人一人がどのようなことに興味を持ち、考えているのかを共有することが楽しみです。