美術を通して、これからの時代を生き抜く力を磨く!
美術工芸科
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表現基礎 ll では6/2(木)より、新しい課題が始まりました。
今回の課題では、「音」からイメージを広げて抽象的な絵画を制作することに挑戦します。当日は2時間をかけて、課題の導入授業を行いました。
まず1時間目には、これまでに身に付けてきた知識(色彩・構成美・テクスチャなど)をもとに、多様な抽象絵画を鑑賞しました。
1.作品を見てどのように感じたか
2.作品の中にはどんな要素があるのか
3.その要素は作品にどのような効果を与えているのか
ということについて考え、言語化することで、これまでの知識の確認をするとともに、自分なりに作品を分析し、じっくり鑑賞することが出来ました。
そして2時間目には、初めての試みとして倫理担当の教員に講義を依頼しました。
以前ホームページで紹介させていただきましが、タイトルは『哲学と「見る」ことについて』。
抽象絵画について、それらの作品が生まれた経緯やそれぞれの時代で抽象絵画がどのように解釈されてきたのかという点について、哲学者の言葉を用いてお話いただきました。
講義を通して、「自分の考える「抽象」とは?」という問いに対する自分なりの答えを考えることができました。
次回からはいよいよ、絵具を用いた多様な表現の体験や、音から受けるイメージをもとにした絵画の制作に入っていきます。
今回の鑑賞や講義が作品にどう影響し、どんな作品が仕上がるのかとても楽しみです。