美術を通して、これからの時代を生き抜く力を磨く!
美術工芸科
〒604-0902 京都市中京区土手町通竹屋町下る鉾田町542[MAPを見る]
TEL. 075-211-4984 FAX. 075-211-8994
18日(水)、全学年対象の秋の進路説明会として、京都大学総合博物館准教授の塩瀬隆之先生を講師としてお招きし、「共創時代に生きる『表現』~『ために』から『ともに』へ~」というテーマでご講演いただきました。
塩瀬先生からは事前学習用の課題をいただき、3年生はペーパーで配布し、1年生・2年生は各自のiPadで資料を見たり、動画を観たりして課題に取り組みました。
講演会では、よく「知っている」名画を少し見せた後、どんな絵だったか質問を投げかけ、実は「知っている」つもりになっているだけでよく見ているわけではないということを話されました。また、会場で2人1組になり、片方が図形の説明をし、片方が説明を聴いて図を描くというペアワークをし、どのように説明すれば、相手に正しく伝わるかという体験をしました。
先生自身が目の見えない人と絵画鑑賞をした際の経験を元に、絵画を見えない人の「ため」に教える、見えない人が教えられるという関係ではなく、ともに絵画を楽しむ、鑑賞するということの大切さを話されました。多様な人との出会い、多様な人との経験が多様な価値を生むこと、言葉を越えるアートの力、言葉をつなぐ対話の大切さなどを様々な話題を出しながらお話しくださいました。
写真 講演の様子
ペアワークの様子