美術を通して、これからの時代を生き抜く力を磨く!
美術工芸科
〒604-0902 京都市中京区土手町通竹屋町下る鉾田町542[MAPを見る]
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「表現探求F」は,3年アートフロンティアコースの総合的な学習の時間で,芸術に携わるものとして必要な資質や能力を身につけることを目標に,様々な分野で活躍,実践されている大学等の先生方から講義を受け,情報収集やグループ討論,プレゼンテーション等の活動を通して,それぞれの分野の魅力や奥深さ,社会との関わりを学び,自己の在り方や生き方を考える授業です。
今週と来週は,京都造形芸術大学アートリンクセンターより石山潤先生をお招きし、「Re-Design~身の回りのモノを再構築~(プレゼンテーション能力をたかめるために)」というテーマで講義とグループワークを行っていただきます。
初回の本日は「芸大に行って仕事はありますか?」という世間一般の疑問に対する問いから話しはじめられ,日頃から様々なことに満足せず疑問をもって観察することの大切さを投げかけられました。そして,「デザインとは目の前の問題を解決することである」ことを、イギリスの公園の吸い殻のゴミ捨て問題の解決法などを例に説明され、観察して発想することの大切さを学びました。その後,「銅駝の気になるコト」を各自で校内調査し,調査結果をグループごとに共有し合いました。
授業後,生徒たちは,「絵を描くことを将来につなげるのはイメージしづらく,あまり考えたくないことだったけど,このまま追求していけば何かに結びつくかもしれないな、と考え方を変えることができた。」「独創的なアイデアを出したいと思ったとき,無から有はなかなか創り出せない。アイデアは日常に溢れていて,それらをもっと良くならないかな?と思ったら,それがデザインのスタートなんだなと感じた。」と先生の話を受けとめていました。
次回は,グループごとに気になること(課題)を1つに絞り,自分たちでできる解決策を考えていきます。どんな課題と解決策が考え出されるか,楽しみです。