美術を通して、これからの時代を生き抜く力を磨く!
美術工芸科
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銅駝美術工芸高校の様々な風景をシリーズで紹介していきます。
今回は「正面玄関 校名板」
アールデコの建築様式で建てられた学校の本館は、昭和初期に銅駝尋常小学校が増改築されて以来の建物を引き継いでいますので、80年あまりの歴史をもっていることになります。1934年(昭和9年)に発刊された『銅駝尋常小学校沿革史』には、当時の玄関の写真が掲載されています。銅駝尋常小学校は、のち銅駝国民学校に、そして戦後は銅駝中学校として歴史を歩み、柳池中学校(現・京都御池中学校)に統合されました。その跡地に、本校は、日吉ヶ丘高校美術コースから美術専門高校としてこの地へ移転開校しました。京都府画学校として明治に創立して以来100年目の1980年(昭和55年)でした。
この地が「銅駝」と称されたのは、中国・漢の都である洛陽からシルクロードへ出発する地点に銅製の駱駝の像があり、平安京が中国の条坊制に倣って造営された際、「銅駝坊」と称されたことによるとされています。
正面玄関の「京都市立銅駝美術工芸高等学校」の校名板は、当時の船橋求己市長の筆によるものです。長年の使用で金箔が剥落してきたので、一昨年、本校漆芸専攻教諭に金箔をおいてもらい美しい輝きを取り戻しました。
写真上 昭和初期、新築答辞の学校正面(『銅駝尋常小学校沿革史』より)
中 現在の学校正面
下 校名板